キヤノンが、新システム「EOS R システム」のフルサイズミラーレスカメラ「EOS R」と、交換レンズ「RFレンズ」4本を2018年9月5日(水)に発表した。「RF28-70mm F2 L USM」はハイスペックと高画質を追求した大口径標準ズームレンズ。ポートレートや風景、開放F2の明るさをいかした天体撮影など、幅広いシーンに活用できる。2018年12月下旬発売予定、希望小売価格420,000円(税別)。
「EOS R システム」が採用している新開発の大口径レンズマウント「RFマウント」は、一眼レフ用のEFマウントと同じ内径54mmの大きなマウント径、ミラーレスカメラならではのショートバックフォーカスが特長。RFレンズは、フォーカスリングとズームリングに加えてコントロールリングも備え、露出補正や絞り数値の設定などを任意に割り当てることができる。
ショートバックフォーカス
無限遠に焦点を合わせたときの、レンズの最後のガラス面の頂点から撮像面までの光軸上の距離が短いこと。
■単焦点レンズに迫る高画質
研削非球面レンズ2枚、ガラスモールド非球面レンズ2枚、スーパーUDレンズ1枚、UDレンズ2枚を含む13群19枚のレンズ構成で、諸収差を良好に補正。ズーム全域で開放F値2の明るさと、画面全域で高解像・高コントラストな画質を実現する。単焦点レンズに迫る卓越した描写性能を持ち、従来は単焦点レンズが必要だったシーンも1本でカバーできる。
■2つの特殊コーティングを採用
コーティングは、特殊コーティングSWC(Subwavelength Structure Coating)」と「ASC(Air Sphere Coating)」の2つを採用し、フレアやゴーストの発生を大幅に抑制する。
主な仕様
マウント キヤノンRFマウント
焦点距離 28〜70mmmm
開放絞り F2
最小絞り F22
レンズ構成 13群19枚
画角(水平/垂直/対角線) 65°~29°/ 46°~19°30’/ 75°~34°
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.39m
最大撮影倍率 0.18倍
フィルター径 φ95mm
サイズ(最大径×長さ) φ103.8×139.8mm
質量 1430g
付属品 ケース、フード