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ファインダー搭載で世界最小720mm高倍率ズームコンデジ「ソニー DSC-HX99」

ソニーは、コンパクトなボディに35mm判換算24〜720mm相当の高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot(サイバーショット)DSC-HX99」を2018年11月9日(金)に発売する。高倍率ズームモデルの最上位機種となる「DSC-HX99」はオープン価格、市場想定価格は税別60,000円前後。

DSC-HX99

「DSC-HX99」は、幅102.0×高さ58.1×奥行35.5mmのコンパクトなボディに、0.2型の収納式有機ELファインダー「Tru-Finder」を搭載。ファインダーと望遠端700mm以上(35mm判換算)のレンズを搭載したレンズ一体型デジタルスチルカメラとしては世界最小サイズのボディだ。新たにRAW形式での記録が可能となっている。

DSC-HX99

 

■24〜720mm相当の高倍率

レンズは35mm判換算24〜720mm相当の光学28倍「ZEISS Vario-Sonnar(ツァイス バリオ・ゾナー)T*レンズ」を採用。全画素超解像ズームを使用すれば、解像感を保ったまま1440mm相当まで被写体の拡大が可能。静止画だけでなく動画でも使用することができる。動画は全画素読み出しの4K動画記録となっている。

DSC-HX99

レンズにはコントロールリングを搭載。動画撮影時も操作音が気にならないシームレスな仕様だ。

 

■AF性能

オートフォーカスは、フルサイズミラーレスカメラα7シリーズに採用されている高速・高精度な「ファストインテリジェントAF」により、約0.09秒の高速AFを実現。α7シリーズの「空間被写体検出」アルゴリズムをさらに進化させ、シャッターボタンを半押しする前の段階からピント位置をカメラが予測し、シャッターを半押しすると同時に一気にピントを合わせる進化した高速AFだ。また、動く被写体にピントを合わせ続ける「ロックオンAF」、瞳を検出してオートフォーカスする「瞳AF」機能も搭載されている。

 

■基本性能も充実

イメージセンサーは、有効画素数約1820万画素の1/2.3型 Exmor R CMOSセンサー、画像処理エンジンはBIONZ X(ビオンズ エックス)を搭載。高倍率時のブレを防ぐ光学式手ブレ補正機構、メカニカルシャッターによる秒間最大10コマの高速連写など、画質の向上も図られている。

DSC-HX99

DSC-HX99

DSC-HX99

背面液晶モニターはタッチパネル式。上方向に180°まで可動するので、構図を確認しながら自分撮りが楽しめる。タッチフォーカス、タッチシャッターも可能。

 

■Cyber-shot DSC-HX99 主な仕様

有効画素数 約1820万画素
撮像素子 1/2.3型 Exmor R CMOS センサー(裏面照射型)
レンズ [焦点距離]4.25〜118mm(35mm判換算 24〜720mm相当) [開放F値]F3.5〜6.4 [光学ズーム倍率]28倍 [最短撮影距離]約5cm [レンズ構成]10群11枚(非球面レンズ5枚)
ISO感度 ISO 80〜3200(拡張 ISO 6400)
シャッター速度 30~1/2000秒
ファインダー 0.2型 638,400ドット 電子ビューファインダー(有機EL) [倍率]0.50倍
画像モニター 3.0型 921,600ドット TFTカラー液晶モニター
記録媒体 メモリースティック マイクロ/マイクロMark2、microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード
インターフェース マルチ/マイクロUSB端子、Hi-Speed USB(USB2.0対応)、HDMIマイクロ端子、NFC/Wi-Fi対応
サイズ(幅×高さ×奥行き) 102.0×58.1×35.5mm
質量 約216g(本体のみ)/約242g(バッテリー、メモリーカードを含む)
付属品 リチャージャブルバッテリーパックNP-BX1、ACアダプターAC-UB10C、マイクロUSBケーブル、リストストラップ ほか

 

 

〈文〉柴田 誠