ソニーは、世界最小のコンパクトなボディに35mm判換算24〜720mm相当の高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot(サイバーショット)DSC-WX800」を2018年11月9日(金)に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は税別50,000円前後。
「DSC-WX800」は、幅101.6×高さ58.1×奥行35.5mmのボディに、35mm判換算24〜720mm相当の光学28倍ズームレンズを搭載。望遠端700mm以上(35mm判換算)のレンズを搭載したレンズ一体型デジタルスチルカメラとしては世界最小のコンパクトなボディが特徴となっている。
同時に発表されたHX/WXシリーズ最上位機種「DSC-HX99」のファインダーレスモデルという位置付けで、レンズやセンサー、画像処理エンジンは「DSC-HX99」と同等。ファインダーは非搭載だが、上方向に180°まで可動するタッチパネル式の3.0型液晶モニターを搭載し、自分撮りはもちろん、アングルやポジションの自由度が高い撮影が可能だ。タッチフォーカス、タッチシャッターも可能。
レンズは35mm判換算24〜720mm相当の光学28倍「ZEISS Vario-Sonnar(ツァイス バリオ・ゾナー)T*レンズ」を採用。静止画と動画に対応する全画素超解像ズームで、解像感を保ったまま1440mm相当まで被写体の拡大が可能となっている。動画は全画素読み出しの4K動画記録が可能。
イメージセンサーは、有効画素数約1820万画素の1/2.3型 Exmor R CMOSセンサー、画像処理エンジンはBIONZ X(ビオンズ エックス)を搭載する。
■Cyber-shot DSC-WX800 主な仕様
有効画素数 約1820万画素
撮像素子 1/2.3型 Exmor R CMOS センサー(裏面照射型)
レンズ [焦点距離]4.25〜118mm(35mm判換算 24〜720mm相当) [開放F値]F3.5〜6.4 [光学ズーム倍率]28倍 [最短撮影距離]約5cm [レンズ構成]10群11枚(非球面レンズ5枚)
ISO感度 ISO 80〜3200(拡張 ISO 6400)
シャッター速度 30~1/2000秒
画像モニター 3.0型 921,600ドット TFTカラー液晶モニター
記録媒体 メモリースティック マイクロ/マイクロMark2、microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード
インターフェース マルチ/マイクロUSB端子、Hi-Speed USB(USB2.0対応)、HDMIマイクロ端子、NFC/Wi-Fi対応
サイズ(幅×高さ×奥行き) 101.6×58.1×35.5mm
質量 約207g(本体のみ)/約233g(バッテリー、メモリーカードを含む)
付属品 リチャージャブルバッテリーパックNP-BX1、ACアダプターAC-UB10C、マイクロUSBケーブル、リストストラップ ほか
〈文〉柴田 誠