DJIが、赤外線カメラを搭載し救助や捜索用に特化した産業用ドローン「Mavic 2 Enterprise Dual(マビック ツー エンタープライズ デュアル)」を発表した。
「Mavic 2 Enterprise Dual」は、2018年10月に発売された産業用ドローン「Mavic 2 Enterprise」をベースに、通常の可視光4Kセンサーに加え、サーマル画像データを捉える「FLIR Leptonサーモグラフィーマイクロカメラ」を一つのユニットに収容した3軸ジンバルカメラを搭載。
▲Mavic 2 Enterprise Dual(左)と、Mavic 2 Enterprise(右)
可視カメラと赤外線カメラの映像を統合することで、夜間や霧、煙が立ち込めるような環境下で、人を探したり、火災の温度を測定したりすることができる。レスキューや消防、救助、捜索活動などでの活用が考えられたモデルだ。
▲可視画像と熱画像をリアルタイムで統合
また、「Mavic 2 Enterprise」同様、機体前方にUSB端子を備え、スピーカーやスポットライトなどを装着して機能を拡張することができる。