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キヤノンRFマウントに大三元が降臨!独特のボケを追求した“DS”レンズも開発中

キヤノンは、RFマウントを採用する交換レンズ「RFレンズ」6機種の開発を発表した。仕様の詳細や価格は未定。2019年中の発売を目指す。

キヤノンRFマウント開発発表レンズ

RFレンズは、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R」シリーズ用の交換レンズ。現在は4機種が発売されている。現在開発中のRFレンズは、大口径ズームレンズ3機種と大口径中望遠単焦点レンズ2機種、高倍率ズームレンズ1機種の計6機種。

 

■RFマウント大三元が登場!ズーム全域で開放F値2.8の大口径ズームレンズ3機種

RF15-35mm F2.8 L IS USM / RF24-70mm F2.8 L IS USM / RF70-200mm F2.8 L IS USM

左から、大口径広角ズームレンズ「RF15-35mm F2.8 L IS USM」、大口径標準ズームレンズ「RF24-70mm F2.8 L IS USM」、大口径望遠ズームレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM」。

描写性能や操作性、堅牢性などで最高水準の性能を追求した「L(Luxury)レンズ」の新たなラインアップ。露出の設定や調整がしやすい、ズーム全域での開放F値2.8の大口径ズームレンズで、それぞれ広角(焦点距離15~35mm)/標準(24~70mm)/望遠(70~200mm)の画角をカバーする。大口径マウントとショートバックフォーカスというRFマウントの特長を生かし、手ブレ補正IS機構)も搭載。「高画質・ハイスペック・コンパクト」がさらに追求されている。

 

■開放F値1.2の大口径中望遠単焦点レンズ2機種

RF85mm F1.2 L USM / USM DS

左が大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.2 L USM」、右がDS効果を持つ大口径中望遠単焦点レンズ「RF85mm F1.2 L USM DS」。

開放F値1.2の大口径中望遠単焦点レンズ。こちらも「L(Luxury)レンズ」として、描写性能や操作性、堅牢性などで最高水準の性能を追求している。

「RF85mm F1.2 L USM」は、絞り開放から大きくて美しいボケ表現が楽しめる。プロフォトグラファーをはじめ、優れた映像表現を求めるすべての人への提供を目指す。

「RF85mm F1.2 L USM DS」はポートレート撮影に適したレンズ。開発中のキヤノン独自の蒸着技術により、ボケ像のエッジを滑らかにし、柔らかな独特のボケ描写「DS(Defocus Smoothing)効果」を持つ。光学系は「RF85mm F1.2 L USM」と同様となっている。

 

■幅広い焦点距離をカバーする高倍率ズームレンズ1機種

RF24-240mm F4-6.3 IS USM

高倍率ズームレンズ「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」

EOS Rシステム」のミラーレスカメラ「EOS R」(2018年10月発売)や「EOS RP」(2019年3月中旬発売予定)に適した高倍率ズームレンズ。小型・軽量設計でありながら、広角24mmから望遠240mmという幅広い焦点距離をカバーする。旅行やスナップ、風景、ポートレートなど、幅広い分野への提供を目指す。写真撮影だけでなく、動画撮影にも適した高倍率ズームレンズの実現を図っている。

 

■CP+2019に参考出展

これらの開発中RFレンズ6機種の外観サンプルが、カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2019」で参考出展される予定。会場はパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)、期間は2019年2月28日木)~3月3日(日)。
 

 
〈文〉佐藤陽子