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フィルターが付けられるニコンZ用の超広角ズーム「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」正式発表

CES2019にて海外発表されたF4通しの超広角ズーム「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」が国内正式発表された。発売は2019年4月予定、希望小売価格は169,500円(税別)。

 

<2019.3.30> 発売日が2019年4月19日(金)に決定。

NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

 
Zマウントシステムを生かした最新光学設計やナノクリスタルコートの採用による高い描写性能と、沈胴構造などを採用することで軽量・コンパクトなボディを実現している。

NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

▲左から 沈胴時(全長 85mm)、撮影時ワイド端(全長 約112.9mm)、撮影時テレ端(全長 約102mm/実測値)

 
超広角ズームながらNDフィルターなどを装着できる
14mmをカバーする超広角ズームでありながらレンズ先端にフィルター(82mm)装着が可能で、PLやNDフィルターなど、従来は使えなかったフィルターの効果を活かした超広角撮影を手軽に楽しむことができる。

NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

 
コントロールリングが装備され、AF時にはカメラで割り当てた機能を操作できる。また、静粛なAF駆動を実現するSTM(ステッピングモーター)を搭載、フォーカシング時に画角が変化する「フォーカスブリージング」を抑制するなど本格的な動画撮影にも対応している。

 
描写性能にこだわった最新の光学設計
EDレンズ4枚、非球面レンズ4枚を採用し高画質を追求。ナノクリスタルコートにより、フレアやゴーストを抑えたクリアな描写が得られる。最前面にはフッ素コートを施し、汚れが付きにくく、汚れても拭き取りやすい。

NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

 
Zシリーズに最適なコンパクトボディ
「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」と一眼レフ用の「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」の大きさを比較。「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」のコンパクトさが際立つ。この小型・軽量さならフィールドで高い機動力を発揮してくれるだろう。

NIKKOR Z 14-30mm f/4 S サイズ比較

▲左から NIKKOR Z 14-30mm f/4 S(沈同時φ89×85mm/約485g)、AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR(φ82.5×125mm/約680g)、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(φ98×131.5mm/約970g)

 
装着例
Nikon Z 7 + NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

Nikon Z 7 + NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

Nikon Z 7 + NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
 

■NIKKOR Z 14-30mm f/4 S 主な仕様

マウント ニコン Zマウント
焦点距離 14〜30mm
開放絞り F4
最小絞り F22
レンズ構成 12群14枚(EDレンズ4枚、非球面レンズ4枚)
画角 114°〜72°(撮像範囲FX)/ 90°〜50°(撮像範囲DX)
絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.28m(ズーム全域)
最大撮影倍率 0.16倍
フィルター径 φ82mm
サイズ(最大径×長さ) 約φ89×85mm(沈胴時)
質量 約485g
付属品 レンズキャップ82mm LC-82B(スプリング式)、裏ぶたLF-N1、バヨネットフード HB-86、レンズケース CL-C1
 

 
〈文〉稲葉利二