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GWからが見ごろ!ツツジとシャクナゲ咲き誇る名庭園が一般開放

神奈川県箱根町にある「小田急 山のホテル」の庭園は、5月になると約30種3,000株のツツジが咲き誇るフォトスポットだ。見ごろは5月上旬から中旬の見込み。

 

 
遠くに富士山、近くに芦ノ湖を望む広大な庭園には、約30種3,000株のツツジが植えられており、中には樹齢100年以上経つ株や、人の背丈を超すものも。玉仕立ての樹形に整えられた木々は、ピンク、赤、紫、白の順に開花していく。ツツジ園の奥にはシャクナゲ園もあり、ツツジの開花と前後して約20種300株が美しい花を咲かせる。こちらの見ごろは5月上旬から下旬の見込みだ。

 
毎年実施されている品種調査ではツツジ、シャクナゲともに、古品種や他所で栽培例の少ない希少品種が多数存在することが判明している。

 
希少品種であるツツジ園の「飛鳥川(あすかがわ)」(左)は淡紅の地色に濃紅の絞りが入る花で、江戸時代の園芸書にすでにその名が記されていた。「白錦(しろにしき)」(右)は、縁が不規則に切れ込んだ二重咲きの白い花が特徴。どちらも歴史的な庭園でまれに栽培されているものの、現在園芸的な生産はされていない貴重な品種だ。

 
建物や富士山を入れ込んだ「引き」の構図も、ツツジやシャクナゲのクローズアップも、どちらも絵になる春の庭園。ツツジとシャクナゲ開花中は一般開放される。ゴールデンウィークの撮影旅行に組み入れてみてはいかがだろうか。

 

■小田急 山のホテル

住所 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80
庭園一般開放期間 ツツジ、シャクナゲ開花中
庭園見学料 800円(小学生以上)
見学時間 9:00~17:00
問い合わせ TEL 0460-83-6321
 

 
〈文〉佐藤陽子