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富士フイルム X-T3の機能が最新ファームウェアで大幅に進化

富士フイルムが、ミラーレスカメラ「X-T3」のファームウェアVer.3.00を2019年4月16日(火)に公開した。顔検出/瞳AFの追従性・安定性の向上や、新機能「顔セレクト」の搭載など、機能と操作性が大幅に向上している。

 

FUJIFILM X-T3

 
変更内容は下記のとおり。

 

■FUJIFILM X-T3 ファームウェアVer3.00

1. 顔検出/瞳AFの追従性・安定性の向上
アルゴリズムの改善により、顔検出/瞳AFの追従性・安定性をさらに強化。遠くにある小さな顔への検出性能は約30%向上し、遮蔽物が顔を横切った際にも安定して追従する。静止画に加え、動画撮影時の性能も大幅に改善する。

2. 新機能「顔セレクト」を搭載
顔検出ON時に複数の人がいた場合、合焦・追従・露出を合わせる顔を選択できる「顔セレクト」機能を新たに搭載。タッチ操作、もしくはフォーカスレバーで任意の顔を選択できる。

3. 距離が離れた被写体へのAF合焦スピードの向上
アルゴリズムの改善により、遠距離から近距離、もしくは近距離から遠距離にフォーカスを合わせる際のAF合焦スピードが大幅に向上。

4. タッチパネルの使い勝手・反応速度向上
タッチパネル設定に「ダブルタップ拡大」「タッチファンクション」のON/OFFを選べる機能を追加。設定をOFFにすることでタッチパネルの反応速度が向上し、より快適にタッチショット、AF、フォーカスエリア選択などを行うことができる。

※初期設定では「タッチパネル設定」「ダブルタップ拡大」「タッチファンクション」すべてがOFFになっているため、タッチパネル機能を使用するには、セットアップメニューから「タッチパネル設定」をONにする必要がある。

5. 瞳検出時顔枠表示変更
瞳AF時に瞳枠のみを表示するように変更。

6. EVF時タッチパネル操作追従性改善
EVF時のAF/MFエリア移動のタッチパネル操作の追従性を改善。

7. インターバル撮影時のフォーカスレバーPUSH操作改善
インターバル撮影中のフォーカスレバー (八方向キー) のPUSH操作を無効に。

8. フリッカー低減連写速度改善
フリッカー低減のメニューが「ON/OFF」から「全コマ/1コマ目のみ/OFF」の三択に変更になり、1コマ目のみを選択したときのCH連写の速度が改善された。

9. 画像転送予約ファイルのメッセージ表示見直し
起動時に予約ファイルがない場合は、メッセージを表示しないようになった。

10. その他軽微な不具合を修正。

 
■ファームウェアのダウンロードはこちらから。
https://fujifilm.jp/support/digitalcamera/download/finepix/xt3firmware/download001.html