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これぞまさしくポートレートのためのズームレンズ「タムロン 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD」

2019年2月に開発発表されたタムロンのフルサイズデジタル一眼レフ対応ズームレンズ「35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD」の発売日が決定した。ニコン用が2019年5月23日、キヤノン用が2019年6月20日となる。希望小売価格は100,000円(税別)。

タムロン 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD

このレンズは、なにげない日常から大事な記念日まで、ポートレート撮影をより身近に楽しむためにタムロンが提案する新しいコンセプトのレンズ「ポートレートズーム」だ。広角端35mmから望遠端150mmまで約4.3倍のズーム比をもち、景色を含めた全身の人物撮影から、表情や視線を重視したバストアップの撮影まで、人物撮影で最適とされる焦点距離を幅広くカバーする。

広角端で大口径F2.8を実現し、望遠端でもF4の明るさを確保。望遠ズームでありながら長さ124.3mmとコンパクトで、レンズを交換することなく、1本で気軽にポートレート撮影が楽しめる。

タムロン 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD

 
3枚のLD(Low Dispersion=異常低分散)レンズと3枚の複合非球面レンズを適切に配置し、諸収差を徹底的に抑制。細部までシャープに描かれた被写体を、タムロンこだわりの柔らかく自然なボケ味が美しく引き立ててくれる。また、反射防止効果の高いBBAR(Broad-Band Anti-Reflection)コーティングと、レンズ内面反射に配慮した光学設計により、ズーム全域でゴースト、フレアの発生を大幅に抑制。逆光で撮影することの多いポートレートでも安心して作画に集中できる。

タムロン 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD

 
特に人物撮影では定番とされる焦点距離85mm付近においても高い描写性能を追求。「ポートレートズーム」の名にふさわしい、ズーム全域で高い光学性能を体感できる。

タムロン 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD

 
AF駆動には静音性に優れ、精度と速度が向上したDCモーター「OSD(Optimized Silent Drive)」を採用。制御システム「デュアルMPU」により、確かなAF性能と、CIPA準拠5段の強力な手ブレ補正を実現した。最短撮影距離はズーム全域で0.45mと、室内でも取り回しよく撮影できる。さらに、屋外撮影で便利な防汚コートや簡易防滴構造も採用している。

タムロン 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD

▲付属フード装着時

 

■TAMRON 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD (Model A043) 主な仕様

モデル名 A043
対応マウント キヤノンEFマウント、ニコンFマウント
焦点距離 35〜150mm
開放絞り F2.8〜4
最小絞り F16〜22
レンズ構成 14群19枚
画角(対角) 63°26’〜16°25’(35mm判フルサイズデジタル一眼レフカメラ使用時)
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.45m(ズーム全域)
最大撮影倍率 1:3.7(f=150mm時)
フィルター径 φ77mm
最大径 φ84mm
長さ 126.8mm(キヤノン用)/ 124.3mm(ニコン用)
質量 796g(キヤノン用)/ 790g(ニコン用)
付属品 花形フード、レンズキャップ

 

 
〈文〉稲葉利二