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夢をカタチにした究極の単焦点レンズ、ついに発売! タムロン SP 35mm F/1.4 Di USD

2019年2月にタムロンが開発発表した単焦点レンズ「SP 35mm F/1.4 Di USD」(Model F045)の発売日と価格が決定した。フルサイズデジタル一眼レフカメラに対応し、ニコンFマウント用が2019年6月26日、キヤノンEFマウント用が2019年7月25日発売となる。希望小売価格は115,000円(税別)。

 

SP 35mm F/1.4 Di USD

 

高い設計仕様に基づいた高性能・高画質を実現するタムロンSPレンズシリーズが、2019年で40周年を迎える。その節目に、タムロンの技術を結集して開発された “究極の単焦点レンズ”「SP 35mm F/1.4 Di USD」が発売される。交換レンズの基本ともいえるオーソドックスな単焦点レンズに、タムロンがこれまでに培った光学技術のすべてを注ぎ込んだという渾身の1本だ。風景、ポートレート、スナップなど、オールラウンドに対応する。

SP 35mm F/1.4 Di USD

 

■高解像と美しいボケを実現
LD(Low Dispersion=異常低分散)レンズ4枚、GM(ガラスモールド非球面)レンズ3枚を含む10群14枚のレンズ構成。大口径レンズで特に問題となる色収差をはじめとする諸収差を極限まで排除し、“点が点として写る”という光学設計者の夢を形にした。絞り開放から画面全体で優れた解像力を発揮し、大きく美しい背景ボケの中に被写体の姿を浮き上がらせる独特の表現が楽しめる。

 

■次世代のコーティング技術
コーティングは、新たに開発した「BBAR-G2(Broad-Band Anti-Reflection Generation 2)コーティング」を採用。従来の「BBAR(Broad-Band Anti-Reflection)コーティング」を大きく上回る逆光性能でフレアやゴーストを抑制し、圧倒的なヌケ感とクリアな表現を実現する。

 

■AF性能
タムロン独自の超音波モーターUSD(Ultrasonic Silent Drive)を採用し、高速・高精度で静かなAF駆動が可能。新開発の「ダイナミックローリングカム機構」によりフォーカスレンズの駆動負荷を極限まで減少させ、高温・低温などの厳しい撮影条件下でも安定したAF作動を実現する。AF設定時に手動でピント位置を調整できるフルタイムマニュアル機構も搭載している。

 

■簡易防滴構造
レンズ鏡筒の可動部や接合部の各所にシーリングを施した簡易防滴構造。最前面のレンズには、撥水性と撥油性に優れたフッ素化合物による防汚コートも施している。この防汚コートも新開発で、従来よりも摩耗耐久性の大幅な向上を実現した。

 

■その他の機能
同梱のレンズフードはフードロック機構を搭載し、不用意な接触によるフードの外れを防止する。キヤノン用・ニコン用とも電磁絞り方式を採用している。

 

SP 35mm F/1.4 Di USD

 

■SP 35mm F/1.4 Di USD 主な仕様

モデル名 F045
対応マウント キヤノンEFマウント、ニコンFマウント
焦点距離 35mm
開放絞り F1.4
最小絞り F16
レンズ構成 10群14枚
画角(対角) 63°26’(35mm判フルサイズデジタル一眼レフカメラ使用時)
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.3m
最大撮影倍率 1:5
フィルター径 φ72mm
最大径 φ80.9mm
長さ 104.8mm(キヤノン用)/ 102.3mm(ニコン用)
質量 815g(キヤノン用)/ 805g(ニコン用)
付属品 花形フード、レンズキャップ、レンズポーチ