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誰でも簡単に写真が撮れるようになった今、読んで欲しい1冊『私と写真 デジタル時代の作品制作論』

岡嶋和幸さんの単行本『私と写真 デジタル時代の作品制作論』が発売された。

 

岡嶋和幸『私と写真 デジタル時代の作品制作論』

 

写真家として活躍する岡嶋さんがこれまでの活動を振り返りながら、作家としての姿勢をつぶさに語った。40歳になるまでは広告や雑誌などの仕事をこなし、その傍ら自分の作品を制作してきた。初めて企画展に参加したときの失敗談など、興味深いエピソードがいくつも綴られ読み物としても楽しめる。制作の基本や上達法などが語られるが、当然そこに明確な解答はなく、自分で導き出すための有益なヒントが示される。誰でも簡単に写真を撮れるようになった今、読んでほしい一冊だ。

 

■岡嶋和幸『私と写真 デジタル時代の作品制作論』

A5判・120ページ
本体 1,400円円(税別)
2019年4月10日発売
日本写真企画

 

 
〈文〉市井康延