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フォクトレンダー史上最高性能の標準レンズ「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-mount」

コシナは、ソニーEマウント対応の「フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-mount」を2019年12月に発売する。希望小売価格は120,000円(税別)で、レンズフードが付属する。コシナ創業60周年、フォクトレンダーブランドの交換レンズ発売20周年の節目を迎え、フォクトレンダー史上で最高性能の標準レンズとして設計されたレンズだ。

<2022.2.24> Zマウントを追加。
<2020.12.11> VMマウントを追加。

フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-mount

 

■究極の性能を追求
「APO-LANTHAR 50mm F2」は、ソニーEマウントのフルサイズイメージセンサーに最適化された、マニュアルフォーカスの標準レンズ。アポクロマート設計により軸上色収差をはじめとする各種の収差を徹底的に排除するとともに、解像力やコントラスト再現性に関しても究極の性能を追求した。

アポクロマート設計とは、RGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づけるもので、名称のAPO-LANTHAR(アポランター)は、フォクトレンダーのレンズの中でも特に高性能な製品に与えられる称号となっており、“APO”はアポクロマート設計に由来する。50mmF2標準レンズの価値観を一変させるような優れた性能のレンズに仕上がっている。

フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-mount

■玉ボケが楽しめる特殊形状の12枚絞り
8群10枚構成のレンズには、異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚が採用され、フローティング機構を内蔵する。絞り羽根は開放のF2だけでなくF2.8でも円形になる特殊形状の12枚絞りを採用。点光源などの“玉ボケ”を生かした描写が可能だ。

■電子接点搭載
マニュアルフォーカス・マニュアル絞りのレンズではあるものの、電子接点を搭載することで、Exif情報にレンズの使用状況が反映される。また、距離エンコーダーにより、シフトブレ補正に被写体までの距離情報を使用する5軸ボディ内手ブレ補正機能を搭載した機種にも対応する。フォーカスリングの操作によるファインダーの拡大表示なども可能となっている。

■クリックレスに切り替え可能
絞りリングは1/3ストップのクリック付きとなっており、動画撮影時にはクリックなしに設定できる絞り切り替え機構を搭載する。フィルター径はφ49mmで、高い剛性と耐久性を備えた総金属製の鏡筒ながら重さ364gと、軽量コンパクトな標準レンズだ。

 

■フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical E-mount 主な仕様

マウント ソニーEマウント(フルサイズ対応)
焦点距離 50mm
開放F値 F2
レンズ構成 8群10枚
画角 46.5°
絞り羽根枚数 12枚
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 1:6.46
フィルター径 φ49mm
サイズ(最大径×長さ) φ62.6×61.3mm
質量 364g
付属品 レンズフード

 

 

〈文〉柴田 誠