ニュース

ニコン「Z 7」「Z 6」が NIKKOR Z DXレンズの手ブレ補正に対応

ニコンが、ミラーレスカメラ「Z 7」「Z 6」のファームウェアVer.2.10を2019年11月21日に公開した。NIKKOR Z DXレンズへの対応や、不具合改善などが盛り込まれている。

ニコンZ7

 

変更内容は下記のとおり。

■ Z 7 / Z 6 ファームウェア C:Ver.2.10

① Zマウントレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」と「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」の光学式VR機構に対応。
※ただし、これらのレンズを装着すると、[カスタムメニュー] > d[撮影・記録・表示] > d5[シャッター方式] の [メカニカルシャッター] は選択できなくなり、[オート] または [電子先幕シャッター] のみが選択可能となる。

② レンズのコントロールリングの操作で [ISO感度] が変更可能に。[カスタムメニュー] > f[操作] > f2[カスタムボタンの機能] > [レンズのコントロールリング] に、[ISO感度] が追加された。

③ 撮影モードAまたはMで、「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」に搭載されているレンズ情報パネル表示を絞り値に切り替えたときの表示を、現在の絞り値と前後の絞り値を表示するように変更。

④ スローシンクロを含まない [フラッシュモード] の場合、フラッシュ発光時に [感度自動制御]を[する] に設定した場合のシャッタースピード制御の動作を以下のように変更。

フラッシュ撮影時のシャッタースピードはカスタムメニュー e1[フラッシュ撮影同調速度] と e2[フラッシュ時シャッタースピード制限] で設定した範囲内に制限していたが、デジタル一眼レフカメラと同様に低速側のシャッタースピードを [感度自動制御] > [低速限界設定] で設定したシャッタースピードまで制御する。

⑤ [画像サイズ/フレームレート] を [1920×1080 120p] に設定して動画撮影すると、ごくまれに動画が正常に記録できない現象を修正。

⑥ EVF点灯時に画面下部に白筋ノイズが発生する場合がある問題を修正。

⑦ 高輝度の被写体で、まれにライブビュー表示と撮影した動画の画面全体に細かい横筋ノイズが入る現象を修正。

⑧ [セットアップメニュー] の [地域と日時] > [現在地の設定] で、以下の3都市でUTCのタイムゾーンに誤りがあったため修正。
カラカス −04:30 → −04:00
カサブランカ 00:00 → +01:00
アンカラ +02:00 → +03:00

⑨ 動画撮影、タイムラプス動画、動画編集で記録される動画ファイルをWindows 10のプロパティで確認すると、「メディアの作成日時」が実際の撮影日時と異なっている現象を修正。

 

ファームウェアのダウンロードはこちらから。

▼ Z 7
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/339.html

▼ Z 6
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/340.html