Insta360 Japanは1月7日、レンズ交換可能な新発想のアクションカメラ「Insta360 ONE R」を発表した。今回発表された3つのレンズモジュールのうち1つはライカカメラ社（以下、ライカ）との共同開発によるもので、Insta360社とライカの長期的なパートナーシップの締結も発表された。
モジュールを組み合わせてカスタマイズ
同製品はレンズ（+撮像素子）・本体・バッテリーの3つのモジュールで構成されており、各モジュールを取り替えることも可能。それにより、例えば360度カメラから標準カメラへ付け替えたり、通常のバッテリーを2倍サイズの大容量バッテリーに変更できたり…というように、様々な組み合わせでシーンや狙いに応じた撮影ができる。
レンズモジュールは、360度撮影用モジュール、標準4K広角撮影用モジュール、5.3K 1インチセンサー搭載広角モジュールの、3種類のモジュールを用意。このうち、1インチセンサーの広角モジュールがライカとの共同開発によるものだ。
360度モジュールは2つのレンズを搭載。あらゆる角度を5.7Kで撮影することができ、本体のタッチスクリーンでリアルタイムに360度コンテンツをプレビューできる。HDR動画やナイトショットなどの、色彩精度と暗所でのパフォーマンスが向上している。
4K広角モジュールは4K/60fpsに対応し、些細な動きや振動を捉え、安定したアクションを記録できる。8倍のスローモーション動画記録にも対応。自撮り撮影時にリアルタイムで動きを確認して調整することもできる。
ライカと共同開発した1インチ広角モジュールは、いわゆる高級コンデジと同等の1インチセンサーを採用し、非常に暗い場所でも鮮やかな5.3K動画と19MPの静止画を撮影可能。ライカは光工学と工業設計で密に連携し、画質と色再現においての専門知識を提供しているとのこと。
本体防水＆ジンバルのような安定感を実現
また、アップグレードされたFlowState安定化アルゴリズムによって、ジンバルを使用しているかのような安定した撮影を実現。スマートシーン検知アルゴリズムで手ブレ補正パフォーマンスにも優れ、360度撮影でも標準広角での撮影でも滑らかな撮影が楽しめる。
本体はIPX8防水で、水深5mまで耐えられる。別売の潜水ケースを使えば、最大60mの深海まで撮影することが可能。
税込価格はそれぞれ、「Insta360 ONE R ツイン版」（360度モジュール＋4K広角モジュール）が5万9400円、「Insta360 ONE R 1インチ版」（1インチ広角モジュール） が6万8200円、「Insta360 ONE R 4K版」（4K広角モジュール）が3万9600円。レンズモジュールのみの単体購入も可能。Insta360.com公式ストアや全国の家電量販店と各社オンラインショップ、Amazonなどで、予約の受け付けを開始している。