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卵のようで卵じゃない、空も飛べるAI搭載の多機能カメラ「PowerEgg X」が上陸

パワービジョンジャパンは、録音可能なドローン機能、手持ち撮影機能、AIカメラ機能を1つに融合した自律式パーソナルAIカメラ「PowerEgg X」を発売した。パワービジョン公式サイトの販売価格は、基本バージョンの「PowerEgg X エクスプローラ」が99,000円、防水アクセサリー付き「PowerEgg X ウィザード」が146,000円。価格はいずれも税込。

PowerEgg X

 

「PowerEgg X」は、“空を飛び、地面に立ち、手に収まる” 新ジャンルの卵型AIカメラだ。ローターを取り付けることでドローンとなって飛ぶことができ、4K/60fpカメラ、ドローンとしては世界初の録音機能、AIによる顔認識と追尾機能を装備する革新的なドローンとなる。

PowerEgg X

 

また、本体の横にハンドストラップと三脚穴を装備しており、プロペラを取り外してハンディタイプのカメラや三脚を用いての地上での撮影にも使用できる。三軸ジンバルの機械式手ブレ補正機能を備えており、手持ち撮影でも安定した撮影が可能だ。

PowerEgg X

 

ドローンモードでは高い対風性能をもち、防水アクセサリーを用いることで、水上離着陸や雨天時の撮影が可能だ。ウォータースポーツや救難調査、水辺の飛行など、従来のドローンと異なった使い方や撮影もできる。

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自動障害物回避や高精度な自動着陸など、ドローンモードで安心して撮影できる機能も搭載されている。バッテリーの持続時間はドローンでの飛行モードでは30分間、カメラ機能のみを使う場合は3.5時間となる。

 

AIカメラモードは、FOV 170°の追尾視野角で顔を認識、室内外問わず追尾することができる。ロック機能も備えていて、対象が視野角外に外れた場合でも、再び戻ってきたときに自動でロックして追尾する。また、ディープラーニング機能によって、ジェスチャーデータを保存。ジェスチャーを用いた撮影実行もできる。

PowerEgg X
▲顔認識と追尾機能のイメージ

 

パワービジョン (PowerVision) は、中国・北京に本社を置く企業で、テクノロジー+アートの設計理念のもとに革新的な製品を開発・販売している。2019年2月に横浜で行われるCP+2020にも出展する。

 

PowerEgg X 主な仕様

センサー 有効1200万画素 1/2.8インチCMOSセンサー
レンズ FOV 78.4°/ 焦点距離 27mm (35mm判換算) / 絞り F1.8 / 最短撮影距離 1m
ISO感度 静止画 100〜6400、動画 100〜3200
シャッター速度 8〜1/8000
静止画サイズ 4000×3000
動画サイズ 4K (3840×2160 24/25/30/48/50/60p)、フルHD (1920×108024/25/30/48/50/60/120p)、HD (1280×720 24/25/30/48/50/60/120/240p)
記録フォーマット 静止画 JPEG/RAW、動画 MP4/MOV
記録媒体 microSDカード
サイズ 165×100×100mm
重量 522g