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超高速CFexpressカードの大容量325GBがプログレードデジタルから発売

ProGrade Digital (プログレードデジタル) は、次世代高速カード CFexpress (シーエフエクスプレス) Type B規格に準拠した大容量の記録メディア「CFexpress Type B COBALTカード 325GB」をプログレードデジタル・アマゾンストアにて発売した。価格は59,999円 (税込)。

CFexpress Type B COBALTカード 325GB

「CFexpress Type B COBALTカード 325GB」の読み込み速度は最大1600MB/秒、書き込み速度は最大1400MB/秒で、最低継続書き込み速度は1300MB/秒を実現する。SLCメモリを採用したことで、安定した高速性能を発揮する。

安定した書き込み性能は、2019年2月14日に発売が予定されている「キヤノン EOS-1D X Mark III」の秒間16コマ高速連写や5.5K RAW動画記録などで、その実力が発揮されるという。動作確認済みのカメラは、「キヤノン EOS-1D X Mark III」のほかに、「ニコン Z 7 / Z 6」(ファームウェアC:Ver.2.20搭載)。「パナソニック LUMIX S1R / S1」については、発売時点では対応していない。

CFexpress規格の成立段階から、プロフェッショナルのニーズに応えられる製品を市場に送り出したいと考えていたプログレードデジタル創業者でCEOのウェス・ブリュワー氏。今回発売する「CFexpress Type B GOLD カード 325GB」が、まさにその製品だと言う。SLCメモリの搭載などにより、CFexpress規格の持つポテンシャルを実効性能として製品化することができたのだそうで、「キヤノン EOS-1D X Mark III」の性能をストレスなく楽しむことができるだろうと語っている。

 

※ SLCメモリ
SLCメモリとは、Single Level Cell (シングルレベルセル) の略で、1つのセルに1ビットの情報を保存できるセルのこと。データの読み書きが正確で、書き換え回数の上限も9~10万回程度と非常に長いという特徴がある。ただし堅牢性、長寿命、精度の点では優れるものの、より大容量のMLC (マルチレベルセル) よりも価格が高くなるというデメリットがあるとされている。

 

「CFexpress Type B GOLD カード 325GB」は、発売中の「CFexpress Type Bカードリーダー」を利用することで、写真や動画データを超高速でパソコンに転送することが可能。またCFexpressカードをリフレッシュするソフトウェア「Refresh Pro」にも対応する。保証期間は購入より3年間となっている。

 

ProGrade Digital CFexpress Type B COBALTカード 325GB 主な仕様

型番 PGCFX325GCJJP
容量 325GB
最大読込速度 1600MB/秒
最大書込速度 1400MB/秒
最低継続書込速度 1300MB/秒
保証期間 3年間

 

 

〈文〉柴田 誠