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大口径F1.2が驚くほど小さい! 柔らかボケの広角レンズ「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM」

コシナは、VMマウントのレンジファインダーカメラ用交換レンズ「NOKTON (ノクトン) 35mm F1.2 Aspherical (アスフェリカル) III VM」を2020年3月に発売する。希望小売価格は135,000円 (税別)。「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical II VM」のコンパクト化を実現したモデルで、フード (LH-8) は別売となる。

<2020.3.10> 発売日が2020年3月26日 (木) に決定。

NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

 

「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM」は、前モデル「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical II VM」(2011年9月発売) の光学性能はそのままに、レンジファインダーカメラの機動性を高めるべくコンパクト化を実現したレンズ。最新の硝材と高次元の設計手法を投入することで、全長は約20%減の50.5mm、また高い剛性感と耐久性を備えた総金属製の鏡筒を採用しながら、重量は約30%減の332gと、F1.2の大口径でありながら機動性に優れた軽量でコンパクトなレンズとなっている。

NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

 

7群9枚のレンズ構成のうち、4面を非球面にすることで高水準の画質と大口径の両立を実現。また、12枚の絞り羽根を採用することで、アウトフォーカス部分が自然で、丸くやわらかなボケ描写となっている。レンズマウントはライカMマウント互換のVMマウントを採用。35mm判フルサイズに対応する余裕のイメージサークルを確保する。

NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

距離計の連動範囲は∞~0.7m (装着するカメラにより異なる) をカバーし、最短撮影距離は従来モデルと同様に0.5mまで延伸されている。マウントアダプターを介してミラーレスカメラに装着することで、カメラの光学式距離計に依存することなく最短撮影距離までピント合わせが可能となっている。近接撮影で、より大きなボケの効果を活かした撮影が楽しめる大口径広角レンズだ。

Voigtlander NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM

マウント VMマウント
焦点距離 35mm
レンズ構成 7群9枚
画角 61.53°
絞り羽根枚数 12枚
開放絞り F1.2
最小絞り F22
最短撮影距離 0.5m
距離計連動範囲: ∞~0.7m (カメラにより異なる)
フィルター径 φ52mm
サイズ (最大径×全長) φ60.8×50.5mm
質量 332g

 

 

〈文〉柴田 誠