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シネマサイズの横長画像が撮影できるミラーレス用アナモルフィックレンズ「SIRUI 50mm f/1.8 1.33X」

常盤写真用品は、SIRUI (シルイ) の「50mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ」を2020年4月に発売する。対応マウントはソニーEマウント (APS-C)、富士フイルムXマウント、マイクロフォーサーズマウントの3種類。希望小売価格は88,000円 (税別)。

SIRUI 50mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ

アナモルフィックレンズとは、映画用フォーマットであるアスペクト比2.39:1のシネマスコープ映像を撮影するために開発されたレンズのこと。通常のレンズでシネマスコープ映像を撮影すると、映像の上下をトリミングしなくてはならない。アナモフィックレンズを使用すると水平方向の視野を広げられるため、画素をムダにすることなくシネマスコープ映像を得ることができる。

SIRUI 50mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ

「50mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ」は、三脚メーカーとして知られるSIRUI (シルイ) が手がけるカメラ用レンズとして、2019年9月にオランダ・アムステルダムで開催されたヨーロッパ最大の放送機器展「IBC2019」で発表・展示されて注目されていたもの。独特な光学変形原理設計により、アスペクト比2.4:1のシネマスコープ映像を撮影することができるAPS-Cフォーマットのマニュアルフォーカスレンズだ。50mmの水平方向視野を33%増加させ、37.5mmレンズ相当の視野角を得ることができる。レンズ構成は8群11枚で、絞り羽根は10枚。絞り値はF1.8〜F16となっている。

SIRUI 50mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ

「50mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ」は、精密な光学構造と多層ナノコーティングを備え、強い光源に対して強烈な横方向のフレア効果 (Brushed and Backlighting) 発生させる特性も備えている。鏡筒には航空機レベルのアルミ合金を採用しており、コンピューター制御による精密な加工により、高い堅牢性を備えながら重さ約560gの軽量化を実現する。

 

SIRUI 50mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ

SIRUI 50mm f/1.8 1.33X アナモルフィックレンズ 主な仕様

マウント ソニーE、富士フイルムX、マイクロフォーサーズ
フォーマット APS-C
フォーカス マニュアルフォーカス
焦点距離 50mm
絞り F1.8〜F16
レンズ構成 8群11枚
絞り羽根枚数 10枚
最短撮影距離 0.85m
最大撮影倍率 1:15.38 (V)、1:20.17 (H)
サイズ (最大径×長さ) φ68.2×106.6mm
質量 約560g
付属品 

 

 

〈文〉柴田 誠