ノースウッズに通い続ける大竹英洋さんが、集大成となる写真集『ノースウッズ −生命を与える大地−』を出版した。
ノースウッズは北アメリカ大陸北部に位置し、森と湖を擁する広大な自然がカリブーやオオカミ、ホッキョクグマなど、さまざまな野生動物を育んでいる。カナダ初の世界複合遺産「ピマチオウィン・アキ」を含む恵みの大地だ。
大竹さんはこの地に魅了され、20年にわたって通い続けてきた。世界的な動物カメラマン、ジム・ブランデンバーグさんのもとで3か月ほど過ごし、そこからカナダの原野へと徐々にフィールドを広げていったという。
本書はこれまでの集大成としてまとめられた。「人と自然とのつながり」をテーマに、オオカミをはじめとする野生動物や先住民の文化などを写し取った写真を収録。豊かな自然と命の輝きを瑞々しく描いている。
大竹英洋写真集『ノースウッズ −生命を与える大地−』
238×240mm・216ページ
本体 2,500円(税別)
2020年2月22日発売
クレヴィス
〈文〉鬼沢幸江