ソニーが、フルサイズミラーレスカメラ「α9 II」のファームウェアVer.2.00を2020年4月9日に公開した。報道機関のプロから要望の大きかった高周波フリッカーレス機能や、AF時の顔/瞳優先機能の操作性向上などが盛り込まれている。
変更内容は以下のとおり。
α9 II (ILCE-9M2) ファームウェア Ver.2.00
1. 主に報道機関のプロから要望の大きかった機能の追加
- 高周波フリッカーレス機能の追加
通常よりもシャッタースピードを細かく設定することで、デジタルサイネージ (電子看板) やLED照明といった人工光源によるちらつき (フリッカー) の影響を低減可能。
※2020年4月9日現在では「Imaging Edge Desktop (Remote)」「Imaging Edge Mobile」「Remote Camera Tool」には非対応。 - AF時の顔/瞳優先機能の操作性向上
カスタムキーに設定しておくと、ボタンを押すたびにAF時の顔/瞳優先を入/切できるようになった。すでにカスタムキーに設定している場合は、そのまま新たな操作方法で使用可能。 - Remote Camera Tool使用時の操作性向上
トラッキング時に被写体を追尾するフォーカス枠や顔検出枠の表示に対応。
※「Remote Camera Tool」はVer2.20以降で対応。 - FTP転送時の操作性向上。
- MACアドレスをQRコードとして表示する機能の追加。
2. その他の改善
- カメラの電源を切ったときにシャッターを閉じる機能の追加
レンズ交換の際、ゴミやほこりがイメージセンサーに付着しにくくなる。 - マイメニューにカスタマイズした設定の保存・読み込みに対応。
- 動作安定性向上。
ファームウェアのダウンロードはこちらから。
http://support.d-imaging.sony.co.jp/www/cscs/firm/?mdl=ILCE-9M2