コシナは、ソニーEマウントの「フォクトレンダー NOKTON (ノクトン) 35mm F1.2 Aspherical (アスフェリカル) SE E-mount」を2020年5月に「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical SE E-mount」を2020年6月に、「NOKTON 50mm F1.2 Aspherical SE E-mount」を2020年7月にそれぞれ発売する。希望小売価格は、35mmと50mmが各115,000円、40mmが100,000円 (いずれも税別) 。各レンズには専用フードが付属する。
<2020.5.20> 35mmの発売日が2020年5月27日に決定。
<2020.6..8> 40mmの発売日が2020年6月24日に決定。
<2020.7.5> 50mmの発売日が2020年7月23日に決定。
■スチル撮影に特化したコンパクトな大口径MFレンズ
3本のレンズは、ソニー製ミラーレスカメラのフルサイズイメージセンサーに最適化された大口径レンズ。マニュアルフォーカスでスチル撮影に特化したモデルとなっており、大口径・フルサイズのレンズならではの大きなボケを実感しながら、マニュアルフォーカスで撮影する醍醐味を味わうことができる。
部品の共通化などで低価格を実現。絞りリングは1/3ストップのクリック付きとなっており、動画撮影に有効なクリック切り替え機構をあえて搭載せずに、大口径ながらコンパクトなレンズ設計を実現した。フィルターサイズはいずれもφ58mmとなっている。
■電子接点を搭載
マニュアルフォーカス・マニュアル絞り専用設計のレンズながら、電子接点を搭載しており、レンズの使用状況がExif情報に反映され、フォーカスリングの操作によるファインダーの拡大表示なども可能となっている。また5軸のボディ内手ブレ補正機能を搭載した機種にも対応している。距離エンコーダーの搭載により、シフトブレ補正時に被写体までの距離情報が活用されるためだ。
■操作性に優れた金属鏡筒
レンズ鏡筒はモダンなデザインを採用した総金属製で、高い剛性感と耐久性を実現する。ヘリコイドリング外周には、シンプルで精密感のある平行ローレット加工を採用し、優れた操作性を確保。また鏡筒には、レンズ交換時に区別しやすいように、焦点距離表示が入れられている。
フォクトレンダー NOKTON 35mm F1.2 Aspherical SE E-mount
フォクトレンダー NOKTON 40mm F1.2 Aspherical SE E-mount
フォクトレンダー NOKTON 50mm F1.2 Aspherical SE E-mount
〈文〉柴田 誠