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コントラストと滑らかな階調が楽しめる超低感度ISO13のモノクロフィルム「ロモグラフィー バビロン キノフィルム」

ロモジャパンは、モノクロフィルム「Lomography Babylon Kino (ロモグラフィー バビロン キノ) B&W ISO 13 35mm Film」の予約販売を2020年4月14日 (火) に開始した。通常価格は1本1,100円 (税込) で、プレオーダー期間なら通常販売予定価格の20%オフ (880円) で購入することができる。プレオーダー受付分は、2020年7月より順次発送を予定している。

Lomography Babylon Kino B&W ISO 13 35mm Film
5本セットまたは10本セットでの販売となる。

■絶妙なコントラストとなめらからグレースケールが魅力のフィルム

ロモグラフィーのKINOフィルムシリーズに新登場の「Babylon Kino B&W ISO 13 35 mm Film」は、ドイツの映画会社から入手した映画用フィルムを切り出して作られたフィルム。滑らかな粒子感で繊細なディティールを描くモノクロフィルムだ。シャープなディテールと細かな粒子感、絶妙なグラデーションの変化を楽しむことができる。ソフトな色調は繊細なコントラストを描写することができる。サイズは35mmで36枚撮りとなっている。

■オススメの撮影と現像方法

先日、予約販売が開始されたKINOフィルム「Lomography Fantôme Kino B&W ISO 8 35mm Film (ロモグラフィー ファントム キノ フィルム)」同様、超低感度で感度自動設定には対応していないため、適正露出で撮影するにはマニュアルで感度設定のできるカメラが必要となる。また、ピンホール撮影をはじめ、ポートレート、ストリートスナップなどの撮影では、絞り調整が可能な被写界深度の浅い大口径のレンズが推奨されている。

モノクロフィルムの楽しみ方は、自家現像ができることもその一つ。スタンダードに現像する場合にはKodak D-76が推奨されており、フィルムの特徴であるコントラストの力強さを失わないとしている。ドラマチックなコントラストを得るにはKodak HC-110、シャープさや再現性を優先させる場合はIlford Ilfosol-3、細かなディテールとシャープネスを保ち、程よい粒子感を残すにはCompard R09 (またはRodinal) など。オールラウンダー向きな現像液として、コントラストのバランスがいいTetenal Ausgleichsentwicklerも挙げられている。

「Lomography Babylon Kino B&W ISO 13 35mm Film」 の撮影や現像についてのアドバイスは、ロモグラフィーのサイトで紹介されている。

<作例>

Lomography Babylon Kino B&W ISO 13 35mm Film

 

 

〈文〉柴田 誠