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旧モデルのデジタル一眼レフをWi-Fi化してスマホで遠隔操作できる「CASE Air」

Gloture (グローチァー) は、デジタル一眼無線コントローラー「CASE Air」を自社のECサイト (GLOTURE.JP) で2020年4月17日に発売した。カメラをWi-Fi化し、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末からの遠隔操作を実現するもので、キヤノン、ニコンのカメラに対応する。価格は26,000円 (税別) 。

CASE Air

「CASE Air」は、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末を使い、ライブビュー、パラメーター調整、シャッターを切るといったカメラの遠隔操作を可能にするデジタル一眼無線コントローラーだ。携帯端末のモニター画面にグリッド表示や拡大表示、さらにヒストグラムを表示させたり、より正確なピント合わせを行うためのピーキング表示も可能となっている。

CASE Air
▲使用イメージ。カメラのホットシューに装着して使用する。

 

撮影した画像は自動的に端末へ転送され、すぐに写真の確認と共有をすることができる。また、エントリー機でタイムラプスやHDR撮影、ピント合わせといった撮影ができる注目のアイテムだ。「CASE Air」の操作には、初心者でもカメラ操作が簡単にできる専用アプリを使用する。

※AndroidとWindowsアプリは、ピーキングとヒストグラム表示機能は非対応。
※HDRは撮影機能のみで合成には専用ソフトが必要。

主な機能

■遠隔ライブビュー
遠隔ライブビュー機能により、カメラから離れて、撮影シーンをスマートフォンやタブレットから確認することができる。

■パラメーター調整
シャッタースピード、絞り、ISO、ホワイトバランスなど、ほぼすべてのパラメーターを携帯端末で調整することが可能となっている。

■長時間露出撮影
バルブ機能は、手動とタイマーの2つのパターンを選択することができる。

■タイムラプス
タイムラプス機能が非搭載のカメラでタイムラプス撮影ができる。ただし撮影機能のみで、タイムラプスの合成には専用ソフトが必要となっている。

■HDR撮影
HDR機能が非搭載のカメラでHDR撮影ができる。ただし撮影機能のみで、HDR合成には専用ソフトが必要となっている。

■構図・ピント合わせ
グリッドやヒストグラムの表示、拡大機能、ピーキング機能も搭載されている。ただしAndroidとWindowsのアプリは、ピーキングとヒストグラム機能が使えない。

■クイックビュー
撮影済みの画像を自動的にスマートフォンやタブレットに転送し、大きな画面で確認することができる。

■写真の共有
携帯端末がインターネットに接続されている環境であれば、端末経由で画像を素早くシェアすることが可能だ。

対応カメラ

キヤノンではEOS kissシリーズからEOS-1D X MarkIIまで、ニコンはD50からD5までと、旧モデルから最近の機種まで対応機種が多いのも特徴となっている。ただし、一部の機種ではライブビュー機能に対応していない。

対応端末

「CASE Air」は、専用アプリをインストールするだけで、簡単にカメラをコントロールすることができる。iOS / Android OSを搭載する携帯端末だけでなく、macOS X / Windows OSを搭載するパソコンで使用可能となっている。

CASE Air 主な仕様

対応OS  iOS 8.0以降、Android 4.0.3以降、 macOS 10.10以降、Windows 7以降
有効範囲 最大50m
サイズ 60×40×10mm
重量 50g

 

 

〈文〉柴田 誠