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“新たな奈良”を独自の感性で切り取ったハンディサイズの写真集『IN NARA 悠久の歴史、やまとびとの心』

奈良を愛して撮り続けた井上博道さんの写真集『IN NARA 悠久の歴史、やまとびとの心』が発売された。

 

井上博道写真集『IN NARA 悠久の歴史、やまとびとの心』

 

1950年代半ばから約60年にわたる活動の中で、晩年はライフワークである日本の伝統美と四季の織り成す風景の表現に注力した井上博道さん。その舞台の一つとなっていたのが奈良である。

本書は、井上さんが残した5万点以上ものフィルムから、「奈良をイメージできる本」をキーワードに制作された。春夏秋冬の4章から成り、仏像や社寺、そして豊かな自然を収録。一般的な奈良を紹介するのではなく、独自の感性によって切り取られた新たな奈良を浮かび上がらせている。持ち運びしやすいハンディサイズの写真集。

 

井上博道写真集『IN NARA 悠久の歴史、やまとびとの心』
井上博道(写真)、井上千鶴(文)
148×148mm・192ページ
本体 1,780円(税別)
2020年1月30日発売
光村推古書院

 

 

〈文〉鬼沢幸江