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知床で穏やかに生きる親子ヒグマの1年を追った写真絵本『ヒグマ』

ヒグマの母子を撮影した竹田津実さんの写真絵本『ヒグマ』が発売された。

 

竹田津実『ヒグマ』

 

知床で生きるヒグマの1年を写真と文章で綴った。この地では彼らと人間は穏やかな関係を結んでいて、ごく間近までやってくる。作者の竹田津実さんも車で居眠りをしていると、若いヒグマに車体を揺すられ起こされた。しかし彼らは猛獣であり、ともに越えてはいけない一線を知っているからこそ成り立っている。

秋が来ると海にはマスやサケの群れが現れ、ヒグマは食欲を満たし、冬眠、そして新しい生命の誕生に備える。竹田津さんの視点には同じ星に生きる動物としての共感に満ちている。

 

竹田津実『ヒグマ』

260×210mm・40ページ
本体 1,400円円(税別)
2020年3月25日発売
アリス館

 

 

〈文〉市井康延