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ニコンがフラッグシップ一眼レフ「D6」のAF動作改善などを含む最新ファームウェア公開

ニコンが、デジタル一眼レフカメラ「D6」の最新ファームウェアを2020年9月8日に公開した。ワイヤレストランスミッター「WT-6」使用時の機能追加と、AF動作の改善などが盛り込まれている。

ニコン D6

変更内容は以下のとおり。

ニコン D6 ファームウェア C:Ver.1.10

  1. ワイヤレストランスミッター「WT-6」を装着してネットワークに無線接続する場合に、接続するSSIDの周波数帯 (2.4GHz または 5GHz) が選択可能。また、接続ウィザード内にある接続する無線接続先の選択画面および接続完了後の [有線LAN / ワイヤレストランスミッター] 画面にて、SSIDの周波数帯が確認可能に。
  2. ファインダー撮影時のAF動作を改善。
  3. マルチセレクターまたはサブセレクター操作によるフォーカスポイント移動中に、途中で移動方向を変更した場合でも滑らかに移動できるように変更。
  4. 以下の現象を修正。
  • 開放F値が2.8より明るい一部のAF-Sレンズを装着時に、AFが不安定になる場合がある。
  • 有線LAN接続時、通信先と接続完了してもネットワークインジケーターが点滅せず、点灯のままとなる。
  • ワイヤレストランスミッター「WT-6」による無線LAN接続時、以下の文字を含むSSIDのアクセスポイントの場合、接続できない。
    「 」(半角スペース)、「;」、「&」、「¥」
  • [カスタムメニュー] > f9 [インジケーターの+ / −方向] で、[+0−] を選択したとき、ファインダー内のインジケーターのオーバー / アンダーが逆方向に表示される。
  • メインコマンドダイヤル、サブコマンドダイヤルでシャッタースピード、絞り値、ISO感度を変更したときに露出インジケーターの反応が遅い。
  • [カスタムメニュー] > a5 [縦 / 横位置フォーカスポイント切換] で [フォーカスポイントとAFエリアモード] を選択したとき、カメラが縦位置の状態で半押しタイマーがオフになった場合に、カメラを横位置に戻してからカメラを起動すると、半押しタイマーがオフになる前の横位置のAFエリアモードが保持されず、縦位置で選択したAFエリアモードに変更されてしまう。
  • 撮影した画像を削除した際に、以下の撮影コマ数の表示が一時的に画像削除後の状態に更新されず、実際の撮影コマ数と異なる場合がある。
    • カメラの電源をOFFにしたときの上面表示パネルの表示
    • [カスタムメニュー] > d12 [背面表示パネルの表示] で [撮影コマ数] を選択している場合の背面表示パネルの表示
  • [AF微調節の設定] に「AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR」の内蔵テレコンありまたは内蔵テレコンなしの一方しか登録ができない。

 

ファームウェアのダウンロードはこちらから。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/366.html