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転送速度の“持続性”にこだわった高速CFexpress Type Bカード「AV PRO CFexpress / AV PRO CFexpress XT」

銀座十字屋・ディリゲント事業部は、オーストリア Angelbird (エンジェルバード) 社のCFexpress Type Bカード「AV PRO CFexpress」と「AV PRO CFexpress XT」の2シリーズを2020年9月7日に発売した。

Angelbird AV PRO CFexpress

プロが求める持続性と安定性を突き詰めて設計した「AV PRO CFexpress」

■256GBから4TBまでの大容量をラインナップ

「AV PRO CFexpress」は、容量256GBから512GB 、1TB、2TBの4モデルをラインナップし、近日中に4TBも追加される予定だ。価格はオープン。参考価格は256GBが33,000円、512GBが54,000円、1TBが88,000円、2TBが105,000円 (いずれも税別)。各容量には、それぞれ2枚パック、4枚パックも用意されている。

Angelbird AV PRO CFexpress
[最大連続読出速度] 1700MB/秒 [最大連続書込速度] 1500MB/秒 [持続読出速度] 1000MB/秒 [持続書込速度] 1000MB/秒 (256GBは550MB/秒)

■持続書込速度1000MB/sを実現

転送速度を安定化させるStableStreamテクノロジーにより、持続書込速度1000MB/sを実現する (256GBは持続書込速度550MB/s)。最大で12K解像度のRAWビデオ記録に対応するパフォーマンスを誇り、シネマカメラでの最高ビットレートのRAW記録のような、膨大なデータ転送が求められる条件下でも、信頼性の高い持続的なパフォーマンスを実現する。また、RAWデータのコーデック用に専用設計された独自の「Y1プロセッサー」を搭載し、高い記録パフォーマンスを実現。

■ハイパフォーマンスを支える熱管理機能と電源喪失時保護機能

持続的で高速なパフォーマンスを発揮できる設計により、省電力でのデータ転送を可能にしており、使用状況に応じて働く熱管理機能により、過熱による潜在的なデータ損傷の脅威からデータを保護する。効率よく外部に熱を伝える熱伝導性に優れた金属シャーシを採用しており、カードにはステッカーを貼付せず、レーザーエッチングによるラベル印刷を採用する。バッテリー切れなどによる電源喪失時には、カードに備わった電源喪失時保護機能が働く。

■出荷時状態に復元させるリフレッシュ機能に対応

別売の「Angelbird CFexpress Card Reader」(発売中) と無償のMac専用ソフト「Angelbird SSD Manager」を使えば、カードのパフォーマンスを出荷時状態に復元させるリフレッシュ機能に対応している。リフレッシュと同時にSecure Erase (データの完全消去) が行われるため、機密情報を含むデータを安全に消去することができる。

 

持続書込速度を1480MB/sに高めた「AV PRO CFexpress XT」

「AV PRO CFexpress XT」は、持続書込速度を1480MB/sまで拡張したCFexpress Type Bカード。最大12K解像度の非圧縮RAW記録にも対応するハイパフォーマンスモデルで、ライブ配信や長時間の連続した記録が必要な映画、ドキュメンタリー、インタビューなど、途切れることのない精密な画質が要求される撮影に理想的なメディアだ。330GB、660GB、1320GBの大容量をラインナップする。価格はオープンで、参考価格は330GBが57,000円、660GBが90,800円 (いずれも税別)。1320GBは近日中の発売予定となっている。

Angelbird AV PRO CFexpress XT
[最大連続読出速度] 1700MB/秒 [最大連続書込速度] 1500MB/秒 [持続読出速度] 1500MB/秒 [持続書込速度] 1480MB/秒

 

 

〈文〉柴田 誠