CAPAのモータースポーツフォトコンテスト連載「流し撮りGP 2020」第2戦の結果発表です。広角画面の青空で豪快な広がり感を目一杯に表現したモトクロス作品で、掘出明広さんが優勝を獲得しました。
流し撮りGP2020第2戦の結果は『CAPA』2020年8月号に小林稔審査委員長の評価コメント入りで掲載されています。併せてお楽しみください。
※入賞者名欄「R」はルーキー(第2戦終了時の年間総合ランキングはこちら)
GP1位「空へ」 堀出明広(三重県:R)
名阪スポーツランド名物のブリヂストンジャンプを一気に飛び越えるのはA級ライダーでも一握り。ライダーは光芒に導かれふわりと空へと導かれた。
キヤノンEOS7D MarkⅡ Tvモード(1/1600秒)-0.3補正 ISO 160 WB:太陽光
全日本モトクロス(名阪スポーツランド)
GP2位「Light trail」 大房哲也(東京都)
コメント:斜光を利用して光の道が浮かび上がるように流しました。
ニコンD5 AF-S ニッコール 500ミリF4E FL ED VR Sモード(1/8秒 F14)ー0.3補正 ND16フィルター使用 ISO 100 WB:晴天日陰
SUPER GT 2019
GP3位「いとしのエンジンサウンド」 武川敏和(神奈川)
コメント:レース中は運営車両などが待機しており自由なアングルでは撮れない13コーナーからGRスープラコーナーに向けての撮影です。しかしこれだ! という構図では、画面右下付近に金網フェンスの鉄柱が写り込むので、その処理に苦労しました。
キヤノンEOS7D Mark II EF-S 18~135ミリF3.5-5.6 IS USM Tvモード(1/4000秒 F6.3)-0.3補正 ISO 200 WB:AWB
SUPER FORMULA(富士スピードウェイ:13コーナー)
GP4位「PIT IN」 安積泰信(東京都)
ニコンD3X AI AF-S ニッコール ED 400ミリF2.8D II(IF)+ TC-20E III Mモード(1/1600秒 F2.8) ISO 100 WB:マニュアル
SUPER FORMULA(富士スピードウェイ:ストレート)
GP5位「独走ハミルトン」 稲荷吉洋(三重県)
コメント:ヘアピンを立ち上がるL・ハミルトン選手です。ヘルメットに入るハイライトを強調して撮影しました。
ニコンD5 AF-S ニッコール 500ミリF4E FL ED VR Mモード(1/640秒 F8) ISO 200 WB:AWB
F1日本GP 2019(鈴鹿サーキット:ヘアピン)
GP6位「ルーキーの輝き」 細野勉(神奈川県)
コメント:西日を逆光にしてSF19のエッジラインを光らせて、シルエットを強調しました。大湯選手のレースでの活躍を早く見てみたいです。
ニコンD500 AF-S ニッコール 200~500ミリF5.6E ED VR Mモード(1/80秒 F8) ISO 100 WB:AWB
SUPER FORMULA(富士スピードウェイ:TGRスープラコーナー)
GP7位「22時間目の顔」 佐藤公一(埼玉県)
コメント:24時間耐久レースのスタートから22時間経過したマシンの正面です。汚れたフロント、ガムテープで応急補修されたバンパー、カバーがなくなったサイドミラーなど、耐久レースの過酷さを写したくて、正面から画面いっぱいに撮影しました。
キヤノンEOS-1D X EF400ミリF2.8L IS II USM + EX EF1.4x III Mモード(1/320秒 F6.3) ISO 250 WB:マニュアル
SUPER 耐久 2019(富士スピードウェイ)
GP8位「midnight bridge」 関場冬樹(宮城県)
ニコンD500 AF-S ニッコール 200~500ミリF5.6E ED VR Mモード(1/50秒 F5.6) ISO 3200 WB:AWB
ルマン24時間(ルマン:サルテサーキット:ダンロップブリッジ)
ランキング表(第2戦終了時点)
流し撮りGP 2020 第2戦 予選通過作品
予選通過「光の中へ」 清水啓(千葉県)
コメント:逆光の中を光に向かって突っ込んでいく!
キヤノンEOS 7D Mark II EF100~400ミリF4.5-5.6L IS II USM Tvモード(1/15秒 F9)-1補正 ND32フィルター使用 ISO 100 WB:太陽光
SUPER GT 2019(ツインリンクもてぎ:S字)
予選通過「spotlight」 細井渉(栃木県)
ニコンD810 AI AF-S ニッコール ED 400ミリF2.8D II(IF)+ TC-20E III Mモード(1/320秒 F11 ) ISO 200 WB:晴天
鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿サーキット)
予選通過「グリーン」 清水敏行(東京都)
コメント:緑の中を走り抜けて行くマシンをスローシャッターで狙いました。
ニコンD810 AF-S ニッコール 400ミリF2.8E FL ED VR Mモード(1/8秒 F2.8 ) ISO 64 WB:曇天
WEC日本(富士スピードウェイ)
予選通過「champion」 可児拓朗(神奈川県:R)
コメント:マシンに反射する光を際立たせるために、露出アンダーで撮影しました。
ソニーα9 FE400ミリF2.8GM OSS Mモード(1/1600秒 F7.1) ISO 1000 WB:AWB
F1日本GP 2019(鈴鹿サーキット:2コーナー)
予選通過「タイムスリップ」 武川卓平(神奈川県)
キヤノンEOS-1D Mark III EF400ミリF5.6L USM + EF1.4x Mモード(1/10秒 F13 ) ISO 50 WB:AWB
HONDA Racing Thanks day 2015(ツインリンクもてぎ)
予選通過「テールトゥーノーズ」 葛原一伸(岡山県)
コメント:レースも終盤になり、順位争いが激しくなるなか、バトルをしていたST-TCRクラスの2台が接戦だったので、接近して撮影できる低速コーナーの立ち上がりで撮ってみました。
ニコンD750 AF-S ニッコール 200~500ミリF5.6E ED VR Mモード(1/1000秒 F6.3) ISO 320 WB:AWB
SUPER 耐久 2019(岡山国際サーキット:ホッブス)
予選通過「襲来」 君島正弘(栃木県)
ニコンD500 AF-S ニッコール 200~500ミリF5.6E ED VR Mモード(1/400秒 F5.6 ) ISO 100 WB:AWB
SUPER GT DTM 2019(富士スピードウェイ:TGRスープラコーナー)
予選通過「後方確認」 橘敬介(愛知県)
ニコンD4 AF-S ニッコール 500ミリF4E FL ED VR Mモード(1/125秒 F4) WB:
鈴鹿8時間耐久ロード 2018(鈴鹿サーキット:ヘアピン)
予選通過「夜間走行」 拭石学(大阪府)
コメント:2018年の鈴鹿10Hの金曜夜間走行です。D’station Porscheの走りをスローシャッターで捉えました。
ニコンD500 AF-S ニッコール 200~500ミリF5.6E ED VR Mモード(1/50秒 F7.1) ISO 400 WB:日陰
鈴鹿10H(鈴鹿サーキット:2コーナー)
予選通過「混戦」 高橋達也(茨城県:R)
ニコンD500 AF-S ニッコール 200~500ミリF5.6E ED VR Mモード(1/100秒 F8)ND4フィルター使用 ISO 50 WB:AWB
SUPER 耐久 2019(ツインリンクもてぎ:S字)
予選通過「疾走」 植松改斗(奈良県:R)
キヤノンEOS 7D Mark II EF100~400ミリF4.5-5.6L IS II USM Mモード(1/15秒 F29 ) ISO 100 WB:太陽光
(鈴鹿サーキット:逆バンク)
予選通過「一瞬にかける!」 古田正貴(東京都:R)
コメント:コース側が防護フェンスが画面にかぶらないわずかの区間(緊急車両用の進入路)を利用して、高速で駆け抜けていくマシンを狙いました。
キヤノンEOS-1D X Mark Ⅳ シグマAPO 500ミリF4 EX HSM Mモード(1/160秒 F4.5) ISO 160 WB:AWB
(富士スピードウェイ:300R)
予選通過「瞬光」 海老沢好男(栃木県:R)
コメント:夕方の一瞬の光の中で輝いたモリワキ19号車です。縁石の赤白も印象的に光っていました。
ニコンD7200 AF-S ニッコール 24~120ミリF4G ED VR Mモード(1/40秒 F16) ISO 100 WB:AWB
鈴鹿8時間耐久ロードレース 2019(鈴鹿サーキット:ムサシシケイン)
予選通過「warming up」 荒木和幸(大阪府:R)
ニコンD5100 AF-Sズームニッコール70~300ミリF4.5-5.6G ED VR
SUPER FORMULA(鈴鹿サーキット:ヘアピン)
予選通過「hang off」 鏡隆行(東京都:R)
ニコンD500 AF-S ニッコール 200~500ミリF5.6E ED VR Mモード(1/160秒 F13) ISO 100 WB:AWB
(鈴鹿サーキット:2コーナー)
予選通過「夕刻」 鈴木京一(千葉県:R)
ニコンD7200 シグマAPO 60~600ミリF4.5-6.3 DG OS HSM Mモード(1/8秒 F29) ISO 100 WB:日陰
SUPER FORMULA(富士スピードウェイ:ダンロップコーナー)
たくさんのご応募ありがとうございます!
CAPA「流し撮りGP2020」は、皆様からのご応募をお待ちしております。
https://getnavi.jp/capa/info/capaph/2/
流し撮りGPの審査委員長は、写真家の小林稔さん(日本レース写真家協会[JRPA] 会長)。流し撮り作品の迫力や撮影技術など、写真の総合力を評価・審査します。