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人気ミステリー小説に登場する個性豊かなカメラがズラリ「小説のなかのカメラ『谷中レトロカメラ店の謎日和』より」開催

カメラファンならお馴染みのミステリー小説が、日本カメラ博物館の特別展で登場する。「小説のなかのカメラ『谷中レトロカメラ店の謎日和』より」だ。会期は2020年10月13日から2021年1月31日。

小説のなかのカメラ『谷中レトロカメラ店の謎日和』より

 

トピックスが2つ。この展示に合わせ10月6日に最新刊が出版されたことと、著者・柊サナカさんの新作ショートストーリーを中心に掲載した図録が限定で発売される。

谷中レトロカメラ店の謎日和 思いをつなぐレンズ

▲カメラが謎解きの鍵となる『谷中レトロカメラ店の謎日和』シリーズ最新刊『谷中レトロカメラ店の謎日和 思いをつなぐレンズ』。個性豊かなカメラの数々が登場する。

「小説のなかのカメラ『谷中レトロカメラ店の謎日和』より」図録

▲図録の表紙。A5判・32ページで1,000円 (税込)。

 

何故ここまで作者が協力するのか。同館の上には出版元の宝島社があり、刊行当初から同館が製品情報の確認などを行なっていたからだ。展示では最新刊を含め、小説に出てくる約80台のカメラを紹介するほか、古今東西からカメラが登場する小説も厳選。『谷中レトロカメラ店の謎日和』を未読でも楽しめる。

 

小説のなかのカメラ『谷中レトロカメラ店の謎日和』より
写真家のユージン・スミスが、冤罪のカメラマンを救う裁判の資金を得るため、底部にサインを刻んで売却した「オリンパス ペン FT」。今回の展示図録に、日本カメラ博物館の展示品として登場する。
 
小説のなかのカメラ『谷中レトロカメラ店の謎日和』より
フィルム感度設定用に宝石を模した色表示を組み込み、ボディをスイングするフィルム巻上げ方式を取り入れたハーフ判カメラ「フジカミニ」。今回の展示図録に人気アイドルの大切な愛機として登場。

 

 

日本カメラ博物館 特別展「小説のなかのカメラ『谷中レトロカメラ店の謎日和』より」

会期 2020年10月13日 (火) ~2021年1月31日 (日)
会場 日本カメラ博物館
住所 東京都千代田区一番町25 JCIIビル地下1階
時間 10:00〜17:00
休館日 月曜 (祝日の場合は翌日休館)、12月26日~1月4日
料金 一般300円、中学生以下無料
問い合わせ 日本カメラ博物館 (TEL 03-3263-7110)

 

 

 

〈文〉市井康延