ニュース

F1.8の明るさで美ボケが楽しめる2万円台の小さな標準レンズ「キヤノン RF50mm F1.8 STM」

キヤノンは、RFマウントの標準単焦点レンズ「RF50mm F1.8 STM」を2020年12月下旬に発売する。価格はオープン。キヤノンオンラインショップの価格は26,000円 (税別)。

<2020.12.21> 発売日が2020年12月24日に決定。

RF50mm F1.8 STM

 

「RF50mm F1.8 STM」は、ロングセラーとなっている「EF50mm F1.8 STM」(2015年5月発売) と同等の高画質・携帯性を実現しながら、近接撮影機能を向上させた標準単焦点レンズ。「フォーカス/コントロールリング」を搭載し、ピント合わせと任意に割り当てたシャッター速度、絞り数値などを調整することができる。

■小型・軽量設計

定評のある「EF50mm F1.8 STM」の光学設計を進化させながら、RFマウントの特長である大口径・ショートバックフォーカスを生かした。5群6枚のレンズ構成を採用し、非球面レンズを効果的に配置することで全長約40.5mm、質量約160gの小型・軽量を実現した。高い携帯性とともに、絞り開放時でも高画質な撮影ができる。

RF50mm F1.8 STM

■30cmの最短撮影距離

最短撮影距離は30cm。「EF50mm F1.8 STM」(最短撮影距離35cm) よりも短縮され、最大撮影倍率0.25倍のクォーターマクロ撮影に対応する。遠近感が誇張されない、見たままに近い標準レンズの特性とあわせて、料理やスイーツ、小物や商品撮影などに有効なレンズとなっている。

RF50mm F1.8 STM
作例。F1.8の明るさとボケ味を生かした表現が楽しめる。

■「EOS R5 / R6」装着時は7.0段の手ブレ補正効果

「RF50mm F1.8 STM」はIS非搭載のレンズながら、ボディ内手ブレ補正機能を搭載した「EOS R5」「EOS R6」に装着することで、5軸手ブレ補正撮影が可能だ。7.0段の手ブレ補正効果 (CIPA規格準拠) が得られ、夜景や室内などの暗いシーンでもISO感度を上げ過ぎることなく手持ちでキレイに撮影することができる。

 

 

Canon RF50mm F1.8 STM 主な仕様

マウント キヤノンRFマウント
焦点距離 50mm
開放絞り F1.8
最小絞り F22
レンズ構成 5群6枚
画角 水平 40°00′、垂直 27°30′、対角線 46°00′
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.3m
最大撮影倍率 0.25倍
フィルター径 φ43mm
サイズ (最大径×長さ) 約φ69.2×40.5mm
質量 約160g

 

 

〈文〉柴田 誠