ニュース

希少なロシアン・トイカメラ「スメハチ」こと「LOMO SMENA 8M」再販売

ロシア製品などを扱うANDOROS (アンドロス) では、ロシアン・トイカメラ「LOMO SMENA 8M」の未使用・デッドストック品の再販売をオンラインショップ「コスモナート」で開始した。価格は9,000円 (税別) で、当時の取扱説明書・カメラケース (黒のレザーケースまたは白のソフトケース) ・箱・日本語説明書などが付属する。箱と当時の説明書のない商品は7,000円 (税別)。

LOMO SMENA 8M

 

誰にでも扱える“若者”という意味の「SMENA (スメナ)」は、低価格でポータブルさが人気の大衆向けカメラ。日本では通称“スメハチ”と呼ばれて親しまれた「LOMO SMENA 8M」は、1980年代ごろに製造されたフィルムカメラだ。

LOMO SMENA 8M

 

「LOMO SMENA 8M」はフルマニュアルのカメラで、35mmフィルムを使用する。使うフィルムの感度に応じて、レンズ前のダイヤルでISO感度を設定する必要があり、撮影時にはお天気アイコンに合わせて絞りを調整し、被写体との距離を目算してピントリングを調整して、シャッターを切る。シャッターを切る際には、シャッターレバーをチャージする必要がある。また、“B”モードを搭載しており、無制限の長時間露光が可能。多重露光撮影もできる。

LOMO SMENA 8M

 

「LOMO SMENA 8M」は、ハードコーティングを施した3群構成の色消しレンズ、T-43レンズを搭載する。“スメナブルー”といわれる、T-43レンズが生み出す何とも言えない独特な雰囲気の青が特徴だ。また、品質の不安定な生産ラインから生み出される一台一台微妙に異なる描写は、なつかしさとノスタルジックな雰囲気を持っており、思いもかけない写真になる場合もある。

なおデッドストック品のため、付属品は1点1点仕様が異なっており、カメラ本体もデッドストック品のため、経年劣化によるレンズやファインダー内のほこり、箱の汚れなどがある場合がある。

LOMO SMENA 8M
▲レザーケースバージョン
LOMO SMENA 8M
▲白ソフトケースバージョン

LOMO SMENA 8M 主な仕様

使用フィルム 35mmフィルム
画面サイズ 24×36mm
レンズ T-43 (ハードコーティング3群構成色消しレンズ)
シャッター セットレバー式
シャッタースピード 1/15、1/30、1/60、1/125、1/250、B
絞り F4、5.6、8、11、16
サイズ W115×H72.5×D60mm
重量 229g
電源 不要
付属品 当時の取扱説明書、カメラケース (レザーケースまたは白ソフトケース)、箱、日本語説明書

 

 

〈文〉柴田 誠