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柊サナカ原案のミステリードラマ「嘘憑探偵 海中に沈んだニコノスIII」ニコンミュージアムで上映

ニコンが運営するニコンミュージアムでは、開館5周年を記念した映像作品『嘘憑探偵 (うそつきたんてい) 海中に沈んだニコノスIII (スリー)』を館内の映像ライブラリーで上映している。

嘘憑探偵 海中に沈んだニコノスIII

 

上映時間約47分の本作品は、海岸に打ち上げられた水陸両用カメラ「ニコノスIII」をきっかけに、探偵の家乃大輔 (いえのだいすけ) とその仲間たちが殺人事件の謎を解くミステリードラマ。人の「嘘」をテーマとし、感情や人間関係を描き出すドラマに仕上げられている。全編がフルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z 6」で撮影されており、4K UHDの高精細で美しい映像も魅力となっている。

嘘憑探偵 海中に沈んだニコノスIII

嘘憑探偵 海中に沈んだニコノスIII
『嘘憑探偵 海中に沈んだニコノスIII』より

■原案は『谷中レトロカメラ店の謎日和』シリーズの柊サナカさん

2015年に開館したニコンミュージアムは、2020年10月で5周年を迎え、これまでの来館者数は15万人以上にのぼる。本作品は、その記念と感謝の意を込めて、ニコンファンやカメラ愛好家に楽しんでもらえる作品として制作されたもの。『谷中レトロカメラ店の謎日和』シリーズで知られる小説家・柊サナカさんの『釣り上げられたニコノス』を原案に、「若手役者たちが集まって、映画やドラマを自分たちで制作する」をコンセプトに活動するクリエイター集団 playApartが、出演、脚本、撮影、音楽、編集などドラマ制作を担当。将来有望な役者たちの演技、撮影も担当する監督のカメラワークが見どころとなっている。

嘘憑探偵 海中に沈んだニコノスIII

あらすじ
探偵の家乃大輔と助手の和藤壮 (わとうそう) のもとに、行方不明になった夫を探してほしいとの依頼が舞い込む。唯一の手がかりは海岸で拾われた古いフィルムカメラ。大輔たちは、カメラや写真にくわしい女性、二子愛梨 (ふたこあいり) に相談する。愛梨はこのカメラが水陸両用カメラ「ニコノスIII」であると説明。大輔は愛梨の助言で、海中に沈んだフィルムを現像に出す。すると、そのフィルムには、水中写真や景色のほかに、行方不明の夫の自撮り写真や依頼者自身の写真が残されていた。これらの写真などから大輔たちは夫の行方を特定。調査の結果、現地の警察署で遺体となった夫と対面する。死因は事故死と思われた。しかし、大輔は、この事件がある人物の「嘘」によってねじ曲げられていることに気づいた……。

■予告編

 

ニコンミュージアム開館5周年記念ドラマ「嘘憑探偵 海中に沈んだニコノスIII」

上映時間 約47分
原案 柊サナカ
監督・撮影 酒井翔太郎
脚本・主演 城也
制作協力 playApart
撮影機材 ニコン Z 6、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S ほか各種NIKKORレンズ

ニコンミュージアム

所在地 東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟2F
アクセス JR品川駅 港南口から徒歩約7分、京急品川駅から徒歩約10分
開館時間 10:00~17:00 (入館は16:30まで)
入館料 無料
TEL 03-6433-3900
休館日 日曜・祝日・月曜

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入館時に電話番号またはメールアドレスの登録が必要。また、1グループ5名まで、館内での滞在時間は1時間までとなる。最新情報はニコンミュージアムのWEBサイトで確認を。

 

 

 

〈文〉柴田 誠