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キヤノン「EOS R3」の全貌にグッと近づく新情報! 新たな画像も公開

キヤノンマーケティングジャパンは、2021年4月14日に開発発表した「EOS R3」に関する追加情報を6月2日に発表した。

EOS R3 開発発表

 

新たに発表された機能は、「低輝度撮影領域を拡大する性能」「高速性能を支える性能とAF」「プロ・ハイアマを満足させる高い動画性能」「EOS-1系の操作性とR5の使いやすさを踏襲した外観・操作性」「プロの現場を支える高い信頼性とネットワーク機能」と幅広く、「EOS R3」の全貌に一歩近づいた印象がある。

また「EOS R3」のスペシャルサイトには、3つの新しい画像が公開されている。「EOS-1D X Mark III」や「EOS R5」との違いから、「EOS R3」の性能をあれこれ推測してみるのも楽しそうだ。なお、発売時期や価格についてはまだ明らかになっていない。

EOS R3 開発発表
RF24-70mm F2.8 L IS USM」装着時

新たに発表された機能

■低輝度撮影領域を拡大する性能

AF低輝度限界EV−7.0以上
AF低輝度限界はEV−7.0以上となる。「EOS R5」の静止画撮影時の低輝度合焦限界EV−6を上回る性能だ。また、レンズ内光学式手ブレ補正機構とボディ内5軸手ブレ補正機構との協調制御により、約8.0段の手ブレ補正効果を発揮する。こちらは「EOS R5」と同等だ。

■高速性能を支える性能とAF

追尾AFは車やバイクにも対応
RAW撮影でも最高約30コマ/秒撮影を実現する。またディープラーニング技術による追尾被写体では、人・動物に加えて車・バイクなどのモータースポーツにも対応となる。さらに、電子シャッター使用時のストロボ撮影対応も明らかになった。記録メディアはCFexpressとSDカードの両方に対応。高速記録が期待できる。

■プロ・ハイアマを満足させる高い動画性能

RAW動画の内部記録が可能
4K Canon Log3に対応するほか、4Kオーバーサンプリングも実現。RAW動画のボディ内記録も可能となるなど、必要十分な動画性能となっているが、8Kに関しては新たな発表はなかった。動画撮影時のAFも、静止画と同様に人・動物・モータースポーツの追尾が可能となる。

■EOS-1系の操作性とR5の使いやすさを踏襲した外観・操作性

背面が明らかに
「EOS R3」は、EOS-1D系の操作性と「EOS R5」の使いやすさを踏襲するとしている。スペシャルサイトには背面の画像が追加されているが、ダイヤルやボタンの配置は「EOS-1D X Mark III」とほぼ同じだ。マルチコントローラ、スマートコントローラを採用しており、メインダイヤルとサブ電子ダイヤル1・2の3つの電子ダイヤルを搭載する。背面液晶モニターは、バリアングル式を採用する。解像度はまだ未公表だ。

EOS R3 開発発表

■プロの現場を支える高い信頼性とネットワーク機能

マグネシウム合金を採用
ボディは、高い剛性と軽量化を両立したマグネシウム合金を採用する。スペシャルサイトの画像を見ると、「EOS-1D X Mark III」を彷彿とさせる外観となっている。ペンタ部がやや低く抑えられているように見えるのは、光学ファインダーを持たないミラーレス機だからだろうか。電源には、「EOS-1D」系と同じバッテリーパック「LP-E19」が採用される。

新アクセサリーシューを搭載
ネットワーク機能では、有線LANに対応しており、Wi-Fiは5GHz無線機能を搭載する (11ac相当)。データ通信や電源供給可能な新しいアクセサリーシューを搭載。新しいアクセサリーに対応予定ということだ。新たなアクセサリーの登場にも期待したい。