ケンコー・トキナーは、富士フイルムXマウントの大口径中望遠レンズ「atx-m 56mm F1.4 X」を2021年8月6日に発売する。フィルムシミュレーション機能を生かせる柔らかいトーンのポートレートレンズで、コンパクトなXシリーズにマッチする小型・軽量化を実現した。希望小売価格は68,200円 (税込)。
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■光学性能
「atx-m 56mm F1.4 X」は、富士フイルムのAPS-CミラーレスカメラXシリーズに対応する35mm判換算84mm相当の中望遠レンズ。レンズ構成は9群10枚で、中望遠ならではのボケ味が生かせる光学設計となっている。9枚羽根の円形絞りを採用し、背景のボケの形状までもこだわった仕様。最短撮影距離は0.6mだ。
■柔らかなトーン
富士フイルムXシリーズに搭載されている「フィルムシミュレーション」機能の使用を考慮し、トーンの柔らかいポートレートレンズとなっている。
■AF性能
STM (ステッピングモーター) を採用し、動画の撮影にも適した静かで速く正確なオートフォーカスを実現する。
■絞りリングはクリックレス仕様
レンズ鏡筒部には、クリックがない絞りリングを採用する。直感的な絞り操作ができ、動画撮影時にも絞りの操作音を気にせず絞りを変えることができる。
■コンパクトボディ
金属鏡筒ながら、315gの軽さとフィルターサイズ52mmのコンパクトさを実現。atx-mシリーズのXマウントレンズ「atx-m 23mm F1.4 X」「atx-m 33mm F1.4 X」と同様に、ミラーレスカメラの利点を損なわない小型・軽量ボディだ。
Tokina atx-m 56mm F1.4 X 主な仕様
マウント 富士フイルムXマウント
フォーマット APS-C
焦点距離 56mm (35mm判換算 84mm相当)
開放絞り F1.4
最小絞り F16
レンズ構成 9群10枚 (円形絞り)
画角 28°
フォーカス方式 インナーフォーカス
絞り羽根枚数 9枚
最短撮影距離 0.6m
最大撮影倍率 1:10
フィルター径 φ52mm
最大径×長さ φ65×72mm
質量 315g