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タムロンが開放F2の大口径ポートレートズームレンズ「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」を開発発表

タムロンは、フルサイズ対応の大口径望遠ズームレンズ「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」(Model A058) の開発を2021年8月5日に発表した。ソニーEマウント用で、初めて広角端35mmで開放F値2を達成した大口径ポートレートズームレンズだ。2021年内の発売が予定されており、価格は未定となっている。

35-150mm F/2-2.8 Di III VXD

■準広角から望遠まで幅広くカバーする「ポートレートズーム」

中望遠の85mmを中心にポートレート撮影で最適とされる焦点距離をカバーし、準広角35mmから望遠150mmまでシームレスな撮影が可能だ。35mmで周囲の景色を含めた全身の人物撮影から、150mmで表情や視線を重視したバストアップの撮影まで幅広くカバーすることができる。最短撮影距離は、広角端で0.33m。

AF駆動にはリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive) を採用。大口径レンズながら、高速・高精度なAFを実現する。

外観は、鏡筒中央部分にAFロックボタンらしきものと、AF/MF切替スイッチ、1〜3の表示があるカスタムスイッチが見える。新デザインの採用で質感が向上しており、各部もブラッシュアップして操作性も向上するとのことだ。

光学系については公表されていないものの、ズーム全域において高い光学性能を実現するものとなる予定。なお、仕様や外観、性能などは変更される場合がある。

■新開発のソフトウェア「TAMRON Lens Utility」に対応

「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」は、タムロンが独自に新開発したレンズのカスタマイズを可能にする専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」に対応する。静止画・動画などの撮影スタイルに応じて機能をカスタマイズすることで、より充実した撮影が可能になる。レンズに搭載された「コネクターポート」に別売りの「TAMRON Connection Cable」を使ってパソコンと接続して、カスタムスイッチのカスタマイズ、フォーカスリングのカスタマイズ、ファームウェアのアップデートを行うことができる。