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描写も質感も徹底的にこだわった超広角レンズ「HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR」

リコーイメージングは、フルサイズデジタル一眼レフカメラに対応するKマウントの超広角レンズ「HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR」を2021年11月中旬に発売する。カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色をラインナップ。希望小売価格は217,800円 (税込)。

<2021.11.2> 発売日が2021年11月12日に決定。

HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR

 

デジタル画像の特性に最適化した初の「D FA」レンズ。CP+2020で参考展示を予定していた製品を紹介する動画「CP+2020 まぼろしの参考展示PENTAX製品」の中で、2021年中の発売を目指して開発中としてお披露目されたレンズだ。

■光学性能

レンズ構成はEDガラス4枚、スーパーEDガラス1枚を含む8群11枚構成。色収差をボケ像の色にじみまでも気にならないレベルまで低減した。さらに大口径凹メニスカスレンズと両凸のガラスモールド非球面レンズ、高屈折率ガラスを採用することでサイズを抑えている。また、高性能マルチコーティング「HDコーティング」によりフレアやゴーストの発生を抑制する。レンズ前面には、汚れに強い SP (Super Protect) コーティングも施している。

■リミテッドレンズならではの描写

描写や質感にこだわった「リミテッドレンズ」シリーズのコンセプトを踏襲し、実写による画質評価を繰り返して“レンズの味”までも追求した。遠景撮影時には周辺まで均質な描写、絞ればクリアで解像感の高い描写を得ることができる。近接撮影時には、絞り開放でのシャープなピント面と、アウトフォーカス部分が柔らかくなだらかにボケていく立体感のある描写が楽しめる。最短撮影距離は0.18m、フィルター径は67mmだ。

■電磁絞り機構

絞り機構には電磁絞りを採用する。「PENTAX K-1 Mark II」「PENTAX K-3 Mark III」など、KAF4マウントのデジタル一眼レフカメラと組み合わせることで、滑らかな絞り制御を実現。露出差の大きいシーンでもスムーズな動画撮影が可能となっている。

HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR

■デザイン

外装には高級感のあるアルミ削り出し素材を採用し、レンズ鏡筒、フード、キャップまで質感に徹底的にこだわった。ブラックが0000001から、シルバーが1000001から始まるシリアルナンバーも特別感を演出する。

HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR

■その他の性能

AFでの合焦後、マニュアルでのピント合わせが切り替え操作なしでできる「クイックシフト・フォーカス・システム (QFS-A)」を採用している。レンズ内部に水滴が入りにくい防滴構造。

HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR 主な仕様

カラー ブラック、シルバー
マウント ペンタックスKマウント (KAF4)
焦点距離 21mm (APS-C一眼レフカメラ装着時の35mm判換算 32mm相当)
開放絞り F2.4
最小絞り F22
レンズ構成 8群11枚
画角 (対角) 92° (APS-C一眼レフカメラ装着時 68°)
絞り羽根 8枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.18m
最大撮影倍率 0.26倍
フィルター径 φ67mm
最大径×長さ 約φ74m×89mm
質量 約416g
付属品 レンズキャップ O-LW74A、レンズマウントキャップK、レンズケース P80-150