エプソンが、2004年から2014年にかけて販売されたレンジファインダーデジタルカメラ「R-D1」シリーズのユーザーに向けた“最後の感謝企画”を実施します。写真展やファンミーティングを開催するほか、未使用品の「R-D1s」も特価販売。2021年11月4日まで参加者を募集しています。
「R-D1」は、2004年に世界初のレンジファインダーデジタルカメラとして発売されました。2006年には「R-D1s」、2007年には「R-D1sL」、2009年には「R-D1x」を発売。アナログ感満載の操作部や、往年の名レンズが活用できるなど、ユニークな機能でファンの心をつかみました。2014年に全モデルが販売を終了して以来、伝説のカメラとまで言われています。
今回の企画はなんと、エプソン社内の倉庫を整理したところ、30台近くの「R-D1s」が発見されたことがきっかけとのこと。発見された「R-D1s」は廃却も検討されていましたが、今もなお愛用者が多いことから、せっかくならユーザーに提供し、さらにイベントも実施して“恩返し”をしようということになったそうです。
写真展とファンミーティングの参加者を募集
「R-D1」シリーズのユーザー30名を募集し、その作品をエプソンのプリンター「SC-PX1VL」でプリントしてエプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリーに展示します。会期は2022年1月21日~27日。展示した作品は参加者にプレゼントされます。
さらに、写真家の上田晃司さんとコムロミホさんによるオンラインでのユーザーミーティングを写真展会期中に開催予定。長年同じカメラを愛用している仲間同志、盛り上がること間違いなしです。
参加者に蔵出しの「R-D1s」を特価販売
写真展の参加者に、蔵出しの「R-D1s」本体を2,000円 (税込) で販売します。もちろん未使用品で、エプソンの専任技術者による稼働確認とラバーなどの修復が施されます。
なお、「R-D1s」は専用バッテリーや充電器、説明書などが付属しないので、「R-D1」シリーズのユーザーでないと稼働させることができません。また、サポート期間が終了しているため、不具合が発生しても修理対応はありません。それらをふまえての大特価販売であり、長年「R-D1」シリーズを大切にしてきた愛用者限定の特別企画となっています。
参加の申し込みはエプソンのWEBサイトから。持っている製品が故障している場合でも申し込み可能です。
エプソン R-D1 ユーザー様限定 最後の感謝企画 概要
募集期間
2021年10月20日 (水) ~11月4日 (木)
募集人数
抽選で30名
応募条件
募集開始時点で「R-D1」シリーズのユーザーであること。また、2022年1月に開催予定の「R-D1ユーザー様写真展 (仮称)」に出展できること。日本国内在住者に限る。
発表
2021年11月中旬に当選者へ直接通知。
写真展「R-D1ユーザー様写真展 (仮称)」
2022年1月21日 (金)~27日 (木)
エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリー
備考
応募の際は本体のクイックシューに記載されている製造番号の入力が必要。当選者は「R-D1」シリーズで撮影したExifデータ付きの画像の送付が必要。
申し込み
WEBサイトより。
https://www.epson.jp/ec/event/r-d1/
〈文〉佐藤陽子