シグマは、APS-Cミラーレスカメラ用の大口径標準ズームレンズ「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」を2021年10月29日に発売する。35mm判換算で27〜75mm相当のコンパクトな標準ズームだ。Lマウント用とソニーEマウント用をラインナップ。希望小売価格は73,150円 (税込)。
<2022.11.21> 富士フイルムXマウント用が2022年12月2日発売。
■光学性能
最新の光学設計によるレンズ枚数の最小化や、カメラ側の光学補正機能を利用することで、コンパクトサイズとシャープな描写を両立した。
レンズ構成はSLDガラス1枚、非球面レンズ3枚を含む10群13枚構成で、光学系の一部を移動させるインナーフォーカス機構を採用。フレア、ゴーストに配慮した設計となっている。
絞り羽根は7枚羽根の円形絞り、フィルター径は55mm。最短撮影距離は広角端で12.1cm、望遠端で30cm。広角端の撮影倍率は1:2.8で、ハーフマクロ並みの倍率を実現する。なお、手ブレ補正機構は搭載されていない。
■小型・軽量
F2.8通しのズームレンズながら、最大径65.4mm、長さ74.5mm (Lマウント)、質量290gのクラス最小・最軽量※を実現した、ミラーレスカメラの機動性を損なわない小型軽量ボディとなっている。「SIGMA fp」との組み合わせた総重量は、わずか712gだ。
※AF対応、APS-Cミラーレスカメラ用、F2.8通しのズームレンズとして。2021年10月シグマ調べ。
素材には、アルミニウムに近い熱収縮率を持つポリカーボネートTSCを適所に採用することで、温度変化のある環境でも安定した性能と良好な操作感を実現。また、内部構造の一部に金属を使用することで、パーツの薄型化と高い剛性感を確保。丈夫さや軽快な操作感とともに、高いビルドクオリティも備えている。撮影機材が小型軽量に抑えられるメリットを生かし、手持ち撮影をはじめジンバル撮影やワンオペ動画撮影、Vlog撮影などにも柔軟に対応する。
■AF性能
AF駆動にはステッピングモーターを採用し、俊敏で静粛なAF駆動を実現する。ピント移動によって画角が変化するフォーカスブリージングも小さく抑えられており、動画撮影でも扱いやすいレンズとなっている。
■その他の機能
マウント部にシーリングを施した簡易防塵・防滴構造。Lマウント用は「USIGMA USB DOCK UD-11」に対応する。
恒例のレンズ構成図Tシャツも発売
オンライン新製品プレゼンテーションで山木社長が着用していた「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」のレンズ構成図Tシャツも、シグマ公式オンラインショップにて数量限定で2021年10月29日に発売される。現在予約を受付中。価格は2,750円 (税込)。
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary 主な仕様
エディションナンバー C021
マウント Lマウント、ソニーEマウント
焦点距離 18〜50mm (35mm判換算 27〜75mm相当)
開放絞り F2.8
最小絞り F22
レンズ構成 10群13枚 (SLD1枚、非球面レンズ3枚)
画角 76.5°(W)〜31.7°(T)
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
最短撮影距離 12.1cm (W) / 30cm (T)
最大撮影倍率 1:2.8 (W) / 1:5 (T)
フィルター径 φ55mm
最大径×長さ Lマウント φ65.4×74.5mm、Eマウント φ61.6×76.5mm
質量 290g
付属品 花形フード LH582-02、フロントキャップ LCF-55 III、リアキャップ LCR II