ニコンが、閲覧・現像・編集ソフト「NX Studio」、リモートコントロールソフト「Camera Control Pro 2」、ユーティリティソフト「Wireless Transmitter Utility」の最新版と、テザー撮影用の新ソフト「NX Tether」を2021年11月4日に公開した。
NX Tether Ver. 1.0.0
新たに無償公開された「NX Tether」は、ニコンのカメラとパソコンを接続してテザー撮影を行うためのソフト。テザー撮影に必要な基本機能がシンプルにまとめられている。「NX Tether」を使用してパソコンからカメラの各種撮影設定ができ、撮影した画像はパソコンへ転送して「NX Studio」や「Adobe Photoshop Lightroom」「Capture One」などとの連携も可能だ。
現時点での対応カメラは「Z 9」「Z 7II」「Z 7」「Z 6II」「Z 6」「Z 5」「Z 50」「Z fc」「D6」「D780」。対応OSはWindows版がWindows 8.1以降、Mac版がmacOS 10.14 (Mojave) 以降。
ダウンロードはこちらから。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/sw/204.html
NX Studio Ver.1.1.0
- 「Z 9」に対応。
- 「NX Tether」と連携が可能。
- 「Camera Control Pro 2」「Wireless Transmitter Utility」「NX Tether」と組み合わせて、転送画像に調整を適用できる。
- [編集] メニューの [元に戻す] と [やり直す] を、調整機能でも有効になるように変更。
- 書き出しダイアログの元画像の読み込みフォルダーのデフォルトが、現在「NX Studio」で表示している画像が格納されているフォルダになるように変更。
- 調整パレット上で右クリックした時に出るコンテキストメニューを、大項目・中項目のタイトルバー上で右クリックした場合のみ表示されるように変更。
- 調整パレット内のツールアイコンを「アイコン+ツール名」に変更。
- 情報パレットで以下の情報表示に対応。
- [露出] の [シャッタースピード:] でシャッター種類の表示
- [カメラ情報] の [手ブレ補正:] がONでNormalの時、ON (Normal) と表示
- [カメラ情報] の [AFエリアモード:] で一部の既存文字列をカメラ側の表記に合わせるように変更
- 調整結果比較表示において、カレントボタン/オリジナルボタンを押下した時に反応がなくなる点を改善。
- 特定のTIFFファイルを開くと「NX Studio」が強制終了してしまう現象を修正。
- ヴィネットコントロールが適用されたRAW画像を開くと、画像の周辺が正常に表示されないことがある現象を修正。
- トリミングしたNEFをJPEG書き出しするとトリミングが適用されない現象を修正。
- 「NCP」形式のカスタムピクチャーコントロールを「NX Studio」で使用した際、選択したものとは異なるカスタムピクチャーコントロール名が表示される場合がある現象を修正。
ダウンロードはこちらから。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/sw/208.html
Camera Control Pro 2 Ver.2.34.0
- 「Z 9」に対応。
- 撮影直後の画像を「NX Studio」で表示可能。
- Windows版は、32bit版OSがサポート対象外に。
- Windows版は、Windows 10バージョン2004以降のPCにおいて、ライブビュー表示中の表示倍率がキーボード操作で変更できず、その後「Camera Control Pro 2」が操作不能になる現象を修正。
ダウンロードはこちらから。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/sw/206.html
Wireless Transmitter Utility Ver.1.9.6
- 「Z 9」に対応。
- Windows版は、32bit版OSがサポート対象外に。
ダウンロードはこちらから。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/sw/207.html