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70年代の名玉をオマージュした超広角レンズ「COLOR-SKOPAR Vintage Line 21mm F3.5 Aspherical Type II VM」

コシナは、フォクトレンダーの超広角レンズ「COLOR-SKOPAR Vintage Line 21mm F3.5 Aspherical Type II VM」を2021年12月に発売する。クラシカルなスタイリングの「Vintage Line」シリーズで、VMマウントのMFレンズだ。カラーはシルバーとブラックペイントの2色。希望小売価格は104,500円 (税込)。

<2021.12.6> 発売日が2021年12月16日に決定。

COLOR-SKOPAR Vintage Line 21mm F3.5 Aspherical Type II VM
シルバー

■1970年代前半のレンズのデザインを採用

Vintage Line (ヴィンテージライン) は、歴史的な名作とされるクラシックレンズが持っていた魅惑的なスタイリングを彷彿とさせる外装に、現代の撮影機材にマッチする光学性能のレンズを組み合わせたシリーズ。Type Iの「COLOR-SKOPAR Vintage Line 21mm F3.5 Aspherical VM」(2019年1月25日発売) は、1950年代にフォーカスしたデザインを採用しているが、ニューモデルの「COLOR-SKOPAR Vintage Line 21mm F3.5 Aspherical TypeII VM」は、1970年代前半に製造されたレンズのデザイン要素を現代的に解釈。光学系は同じながらも、Type Iとは趣きの違ったデザインに仕上がっている。

COLOR-SKOPAR Vintage Line 21mm F3.5 Aspherical Type II VM
ブラックペイント

外装には重厚感のある真鍮の削り出し部材を採用。フォーカシングレバーを装備し、くぼみに指を添えることで素早くピント合わせができる。

■光学性能

非球面レンズと異常部分分散ガラスを採用した8群9枚構成で、最短撮影距離は0.5m。絞り羽根は10枚の虹彩絞りを採用する。光学系は、距離計連動式のカメラでの使用を前提に設計されているが、マウントアダプターを使ったミラーレスカメラでの撮影も想定しており、多くのカメラに対応可能だ。

■コンパクトさと性能を両立

開放絞り値を実用的なレベルのF3.5に抑えたことで、コンパクトさと高性能を両立。開放から使える光学性能を確保しながら全長30mmを実現し、スナップシューターとしての機動性を備えている。さらにクラシカルな外観のデザインと質感から、所有する悦びもあわせ持つレンズに仕上がっている。

■レンズフードは別売り

レンズフードは、発売中の「H-11」(税込 11,000円) が対応する。素材にアルミニウムを採用し、クラシカルな質感の高さで定評のある結晶塗装が施された、バヨネット式のフードだ。

フォクトレンダーLH-11

Voigtlander COLOR-SKOPAR Vintage Line 21mm F3.5 Aspherial Type II VM 主な仕様

カラー シルバー、ブラックペイント
マウント VMマウント
焦点距離 21mm
開放絞り F3.5
最小絞り F22
レンズ構成 8群9枚
画角 91°
絞り羽根枚数 10枚
最短撮影距離 0.5m
距離計連動範囲 ∞〜0.7m (カメラにより異なる)
口径比 1:3.5
フィルター径 φ39mm
最大径×全長 φ52.0×30.0mm
質量 220g