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小型軽量で高コスパ、開放F2.8固定の標準ズームレンズ「NIKKOR Z 28-75mm f/2.8」

ニコンイメージングジャパンは、フルサイズ (FXフォーマット) 対応の標準ズームレンズ「NIKKOR Z 28-75mm f/2.8」を2022年2月に発売する。希望小売価格は140,800円 (税込)。

<2022.1.24> 発売日が2022年1月28日に決定。

NIKKOR Z 28-75mm f/2.8

 

Zマウントのミラーレスカメラに対応する開放F値2.8固定の標準ズームで、「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」(2019年4月発売) よりも小型・軽量化を実現し、価格も抑えられている。

■光学性能

レンズ構成は、スーパーEDレンズ1枚、EDレンズ1枚、非球面レンズ3枚を含む12群15枚。安定した絞り制御を実現する電磁絞り機構で、連続撮影時にも正確な絞り制御と安定した露出制御 (AE) が可能。滑らかな絞り制御により、F値の変化で生じる露出のチラつきを軽減する。最短撮影距離は広角端 (28mm) 0.19mで、風景からポートレートやスナップ、テーブルフォトまで、さまざまなシーンに対応する。フィルター径は67mmだ。

NIKKOR Z 28-75mm f/2.8

■AF性能

静粛性とレスポンスに優れたSTM (ステッピングモーター) を採用し、静止画・動画を問わず快適なAF駆動を実現する。

また、動画撮影時にはレンズ駆動音や操作音が録音されにくく、コントロールリングの動きが滑らかなため、フォーカスをゆっくりと変化させることができる。フォーカス時に画角が変化するフォーカスブリージングの低減や露出の安定化など、動画撮影にも配慮した設計となっている。

■操作性

AF/MFの切換機能をはじめ、絞り値 / 露出補正 / ISO感度のいずれかを割り当て可能なコントロールリングを搭載する。フォーカス時には滑らかな操作感で、正確な制御が可能だ。操作がしやすいローレット形状になっている。

NIKKOR Z 28-75mm f/2.8

重さはわずか約565gで、「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」よりも約240gの軽量化を実現した。最大径が75mmと小さく、携行性にも優れている。

■防塵・防滴に配慮した設計

ホコリや水滴の侵入を防ぐシーリングを施した、防塵・防滴に配慮した設計。レンズ最前面には防汚効果のあるコーティングを施している。

先行展示

ニコンプラザ東京、ニコンプラザ大阪にて先行展示を実施中。

NIKKOR Z 28-75mm f/2.8 主な仕様

マウント ニコンZマウント
焦点距離 28〜75mm
開放絞り F2.8
最小絞り F22
レンズ構成 12群15枚 (スーパーEDレンズ1枚、EDレンズ1枚、非球面レンズ3枚)
画角 75°〜32°10′(撮像範囲FX)、53°〜21°20′(撮像範囲DX)
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.19m (焦点距離28mm)
最大撮影倍率 0.34倍
フィルター径 φ67mm
最大径×長さ 約φ75×120.5mm
質量 約565g
付属品 レンズキャップ67mm LC-67B (スプリング式)、裏ぶた LF-N1、レンズフード HB-93A、レンズケース CL-C2