CAPAのモータースポーツフォトコンテスト「流し撮りGP」の2021年シリーズチャンピオンは清水啓さんが獲得しました。シリーズ全8戦中3勝をあげる見事な展開で、最終戦を待つことなくチャンピオンを決定するという、ブッチギリの強さを発揮しました。シーズンオフ恒例のチャンピオン自選による「チャンピオンズギャラリー」をご覧ください。
CAPA流し撮りGP 2021シリーズチャンピオン
サラリーマン生活のかたわら、自然風景、都市風景、鉄道、各種スポーツなど幅広く撮影活動を続けています。モータースポーツ撮影は10年前、偶然F1写真家:熱田護氏の写真集『Turn in』 (三樹書房刊)を見て「こんなかっこいい写真を撮りたい!」と思ったのがきっかけです。CAPA流し撮りGPは毎号見ていましたが、このコンテストは「私ではまだ力不足」と、ずっと思っていました。
2年前、風景写真のコンテストなどで認めていただく機会も増えてきたころ、「やっぱりモータースポーツは長く撮ってきただけに、この分野でも認められたい!」という思いが強くなり、2019年第5戦より流し撮りGPに参戦。初戦の「予選通過」で気をよくし、それからのめり込んでしまいました。
それまで、自分のモータースポーツ撮影は「ただ流せばいい」の作品ばかりでした。が、流し撮りGPに応募を開始してからは、入賞や予選通過の作品を穴のあくほど見て、ここで戦うには「迫力・スピード感・美しさ」がより必要と痛感。サーキットでカメラを構えるときには「この場面で3つの要素を出すには?」と真剣に考えるようになりました。
迎えた今シーズンは、上位ランキング入りを狙って参戦を続け「まさかの3勝」をするなど、出来すぎのシーズンとなりました。そして「シリーズチャンピオン!」、夢のような響きです。ありがとうございます。これを機会にまた、流し撮りGPを盛り上げられるよう精進してまいります。
今回発表のチャンスをいただいいた「チャンピオンズギャラリー」では、私の流し撮りGPでのエポックメイキングな入賞作、予選通過、予選落ちの作品を並べてみました。流し撮りGPの経験が3年目と浅い私です。もちろん小林稔審査委員長に選んでいただいた入賞作品、そしてなにより1位をとった3作品が私の推し作品ではありますが、予選落ちの作品をも含めて、私の流し撮りGPの歴史をご覧いただけましたら幸いです。
CAPA流し撮りGP2021 チャンピオンズギャラリー
「快走」2019年第5戦 予選通過作品 (流し撮りGP初参戦)
「光跡」2019年最終第8戦 2位獲得作品
「光の中へ」2020年第2戦 予選通過作品
「爽快、快走!」2020年第4戦 1位獲得作品
「勝利の光に導かれ」 2020年第7戦 予選通過作品
「レッドブル走る!」2020第8戦 予選通過作品
「風になる」2021年第1戦 5位入賞作品
「孤独な闘い」2021第3戦 予選通過作品
「Tail to nose」 2021第6戦 落選作品
「雨中の激走」2021年第5戦 1位獲得作品
CAPA「流し撮りGP2022」は2022年3月より開始!
CAPAのモータースポーツフォトコン「流し撮りGP 2022」は2022年3月よりエントリーを受け付け予定です。来シーズンの開幕まで、もうしばらくお待ちください。
流し撮りGP審査委員長は、写真家の小林稔さん (日本レース写真家協会 [JRPA] 会長)。流し撮り作品の迫力や撮影技術など、写真の総合力を評価・審査します。
https://getnavi.jp/capa/info/capaph/2/