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町工場が開発! カメラの持ち歩き方を変える画期的な速写ストラップ「Core Sling」

大阪で磁石加工製品を製造・販売する下西製作所が、斬新なカメラストラップ「Core Sling」を開発し、クラ ウドファンディングのMakuakeで先行販売中だ。目標金額の100万円は開始から数日で突破しており、2022年4月2日までに支払いを完了した時点で応援購入が成立する。発送は2022年5月末までの予定。

Core Sling

 

下西製作所は3年ほど前、磁力でカメラの着脱・固定を簡便かつ確実にしたカメラホルスター「インダクションキャッチ」を開発した。今回の商品も開発者の体験が企画の発端になった。

ストラップだとカメラが揺れて人混みではじゃまになる。カメラバッグと併用しづらい。長時間になると不安定で疲れる。「携帯しやすく、すぐに撮影できるようにするにはどんな形状が最適なのかを考えました」と同社の下西毅さんは話す。

Core Sling

ベルトを引くと下向きでカメラが胸に収まる。撮影時にはワンタッチでホールドが解除でき、カメラを構えられる。さらに既発売の「インダクションキャッチ」と組み合わせれば、カメラを手軽に着脱して使うこともできる。

Core Sling
「インダクションキャッチ」との組み合わせ例

 

この製品モニターの1人に、大型カメラを駆使するプロフォトグラファーのイルコ・アレクサンダロフさんが加わっているが、この出会いはコロナ禍が福となった。直接人に会えないことから、カメラマンの要望を聞くため、音声SNSアプリに参加したところ、イルコさんに行き着いたのだ。それをつないだのは この試作品の魅力であったことは言うまでもない。

支援額 (税・送料込)

  • Core Sling 1個 9,445円
  • Core Sling + インダクションキャッチ TypeQ 21,056円 (限定20個)

 

〈文〉市井康延