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フォクトレンダー初のニコンZマウントレンズ「NOKTON D35mm F1.2」昭和40年代風のデザインで登場

コシナは、フォクトレンダーの大口径マニュアルフォーカス標準レンズ「NOKTON D35mm F1.2」Zマウントを2022年3月に発売する。カラーはブラックペイントで、希望小売価格は91,300円 (税込)。

<2022.4.1> 発売日が2022年4月6日に決定。

NOKTON D35mm F1.2

 

フォクトレンダー初となるニコンZマウント用の交換レンズで、APS-Cサイズセンサー (ニコンDXフォーマット) に対応する。35mm判換算の画角は53mm相当。

フォクトレンダーの交換レンズ「SLシリーズ」に準拠したスタイリングは、昭和40年代 (1965〜1974年) の一眼レフ用交換レンズを彷彿とさせるもの。マニュアル操作感を向上させる機能性と、古き良き時代を想起させる美しい外観デザインを兼ね備える。

■光学性能

ニコンZシステムカメラのイメージセンサーに最適化した光学設計。ダブルガウス型のレンズ構成を採用した6群8枚構成で、絞り位置を中心に、ほぼ左右対象にレンズを配置する。全レンズが球面で構成される“8枚玉”のスタイルで、F1.2の大口径を実現。絞り開放でも安定した描写力で、なめらかで大きなボケ味を楽しめる。ボケの形状に配慮した12枚の絞り羽根を採用。1/3ステップのクリックを備える。最短撮影距離は0.3m、フィルター径はφ46mm。

■電子接点搭載

電子接点の搭載により、レンズとボディ間での電気通信を実現。最新ファームウェアによりExif情報、ボディ内手ブレ補正 (3軸) と3種類のピント合わせサポート機能 (フォーカスポイント枠色変化によるによるピント合わせ、ピーキング機能によるピント合わせ、拡大ボタンによるピント合わせ) に対応する。なお、フルサイズのカメラボディへの装着時には、撮像範囲が自動で切り替わらないため、手動で切り替える必要がある。

■金属外装を採用

鏡筒は、高い剛性感と耐久性を備えた総金属製となっている。大きく削り込まれた指がかりと、精密な切削加工が施されたローレットパターンが特徴のフォーカスリングと絞りリングも総金属製だ。総金属製のヘリコイドリングによるシルキーなピント合わせを味わうことができる。付属の専用ネジ込みフードも金属製。

NOKTON D35mm F1.2
付属フード

フォクトレンダー NOKTON D35mm F1.2 Z-mount 主な仕様

マウント ニコンZマウント
焦点距離 35mm (35mm判換算 53mm相当)
口径比 1:1.2
最小絞り F16
レンズ構成 6群8枚
画角 44.0°
絞り羽根枚数 12枚
最短撮影距離 0.3m
最大撮影倍率 1:6.7 (35mm判換算 1:4.5)
フィルター径 φ46mm
最大径×全長 φ65.8×41.0mm
質量 230g
付属品 専用ねじ込みフード