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日本のショッピングモールを撮り続けた気鋭の写真家・小野啓が新作写真展を開催

ファッションブランド「マーク ジェイコブス」が手掛けるブックストア『BOOKMARC(ブックマーク)』にて、20年にわたり日本全国の高校生を撮り続けてきた写真家・小野啓の最新作品集『モール』の写真展が開催中だ。会期は3月2日まで。

本書は、10年にわたって日本のショッピングモールを撮り続けた作品であり、その内側と外側から、社会の循環と人の営みを見ようとする試みで撮影された。

人の欲望やそれぞれの差異を覆い隠す、巨大な箱のような外観。

その中に登場する人々の、日常と地続きでありながら少し浮遊するような振る舞い。

ひとつの街でもあるモールは、地元の風景にどのように接続し、見え隠れしているのか。

そして時間の経過によって廃墟となるモールも現れ、しかし今日もどこかで建設が進む現場。2010年代のモールの風景と、“私たちが生きている場所”が表現されている。

▽ギャラリー

小野啓(おの けい)プロフィール

写真家。
1977年京都府生まれ。2001年、立命館大学経済学部卒業。2003年、ビジュアルアーツ専門学校・大阪写真学科卒業。2006年、第26 回写真『ひとつぼ展』入選、ビジュアルアーツフォトアワード大賞受賞。2014年、第26回「写真の会」賞受賞。写真集に『青い光』(青幻舎)、『NEW TEXT』(赤々舎)、『男子部屋の記録』(玄光社)などがある。

 

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写真展情報

小野啓写真集『モール』出版記念写真展
会期:2022年2月18日〜3月2日
場所:BOOKMARC(ブックマーク)東京都渋谷区神宮前4-26-14

書籍情報
小野啓 写真集『モール』
販売価格:3,300円(税込み)
仕様:W226mm × H182mm | 116ページ |上製本
発行:赤々舎