ニュース

SAMYANG初のズームレンズは写真も動画もいける大口径モデル「SAMYANG AF 24-70mm F2.8 FE」

ケンコー・トキナーは、韓国・SAMYANG (サムヤン) の大口径標準ズームレンズ「AF 24-70mm F2.8 FE」を2022年3月25日に発売した。マウントはソニーEマウント。価格はオープンで、参考価格は122,800円 (税込)。

SAMYANG AF 24-70mm F2.8 FE

■光学性能

SAMYANG初のズームレンズとなる「AF 24-70mm F2.8 FE」。レンズ構成は14群17枚。ハイブリッド非球面レンズ (H-ASP) 1枚、高屈折ガラス (HR) 3枚、非球面レンズ (ASP) 2枚、超低分散ガラス (ED) 3枚の特殊レンズ9枚を採用することで高解像を実現した。また、開放F2.8という大口径絞りと9枚羽根の円形絞りにより、やわらかな背景ボケが得られる。

SAMYANG AF 24-70mm F2.8 FE

■AF性能

リニアステッピングモーター (Linear STM) の採用で、正確で高速かつ、静かなAFを実現し、動画撮影にも適応する。また、瞳AFや顔認識AFでのAFの被写体追尾にも対応する。

マニュアルフォーカス時は、ズームしてもピント位置が維持されるパーフォーカル機能を搭載。動画撮影時にズーミング操作をしても、ピントがずれない。

SAMYANG AF 24-70mm F2.8 FE
フード装着時

■防塵・防滴仕様

外部からの水の浸入を防ぐウェザーシーリングを7か所に施し、アウトドアでの撮影に不可欠な防塵・防滴性能を実現している。

SAMYANG AF 24-70mm F2.8 FE

 

なお、レンズ側面のカスタムスイッチ (モード1と2の設定が可能) により、フォーカスリングに絞り設定の機能を割り当てることができる。このカスタムスイッチへの機能の割り当ては、今後、ファームウェアのアップデート (別売のレンズステーションが必要となる) を通じて、追加される予定。

<作例>

SAMYANG AF 24-70mm F2.8 FE

SAMYANG AF 24-70mm F2.8 FE 主な仕様

マウント ソニーEマウント
焦点距離 24〜70mm (APS-Cカメラ装着時の35mm判換算 36〜105mm相当)
開放絞り F2.8
最小絞り F22
レンズ構成 14群17枚
画角 34.4°~85.6° (APS-Cカメラ装着時は23.4°~61.7°)
絞り羽根 9枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.35m
最大撮影倍率 0.27倍
フィルター径 φ82mm
最大径×長さ φ88×128.5mm
質量 1,027g
付属品 レンズフード