Insta360 Japanは、カメラユニット交換が可能な小型アクションカメラ「Insta360 ONE RS Twin Edition」を2022年3月25日に発売した。価格はオープンで、参考価格は69,800円 (税込)。
アクションカメラ「Insta360 ONE RS Twin Edition」は、2020年に発売された「Insta360 ONE R」をベースに4Kカメラユニットとコアモジュールをパワーアップさせた後継機。ディスプレイを備えたコアモジュール、バッテリーモジュールに、4Kブーストレンズモジュールと360°レンズモジュール、いずれかのカメラユニットを装着して撮影を行う。
■画質が強化された4Kブーストレンズモジュール
アップグレードされた4Kブーストレンズモジュールは、1/2インチの有効4800万画素イメージセンサーを搭載し、4K/60fps動画撮影と4800万画素の静止画撮影が可能。機能面では新たに「6Kワイドスクリーンモード」が加わった。これは2.35:1 (シネマスコープ) 比率で超高精細6K動画撮影を行うというもの。さらに、周囲の明るさが大きく変化するアクションスポーツの撮影時に、ゴーストの発生、ハイライト部の白トビ、シャドウ部の黒つぶれを最小限に抑える「アクティブHDR」機能を採用している。
■プロセッサーが強化されたコアモジュール
コアモジュールは、新型プロセッサーの採用に伴いFlowState手ブレ補正機能を強化。激しい動きを伴うアクションスポーツ撮影時にもスタビライザーを使ったかのように安定した動画撮影が可能となっている。また、360°の水平維持機能を持ち、カメラがどんなに傾いても、撮影した動画の水平が保たれる。
そのほか、録画中に最大2.7倍までズームできるインスタントズーム、より鮮明に音声を捉える3つのマイクを内蔵、50%高速化されたWi-Fi転送速度など、数多くの改良点がみられる。
■従来のレンズモジュールとも互換性あり
「Insta360 ONE RS Twin Edition」には2つ目のカメラユニットとして360°全天球撮影ができる360°レンズモジュールを同梱。このモジュールは従来機「Insta360 ONE R」と同じもので、360°の5.7K高精細動画を撮影できる。
■バッテリー容量もアップ
バッテリーモジュールに搭載されるバッテリー容量は従来機の1190mAhから1445mhに大幅アップ。バッテリー交換の頻度を下げることができる。
■オプションを使えばハードなシーンもOK
「Insta360 ONE RS」はIPX8防水規格に準拠しており、単体でも水深5mまで潜ることができる。付属アクセサリーのマウントブラケットを使えば、三脚やバイク、ヘルメットなどに「Insta360 ONE RS」を固定可能。オプションのアクセサリーも豊富で、水深60mまで潜れる4Kブーストレンズ用潜水ケース (近日発売予定) なども用意されている。
■機能が強化された専用アプリ
専用の「Insta360」アプリは、AIによる編集機能の強化により、スマートフォンやタブレットで手軽に動画編集を行える。360°動画の素早い編集と書き出しが行える「スナップウィザード」、好みの視点で動画を切り出す「キーフレーム」、被写体を追尾して動画を編集する「ディープトラック2.0」、AIが360°動画からハイライトシーンを切り出す「オートフレーム」など多彩な映像表現が楽しめる。より高度な動画編集を行うパソコン向けソフトウェア「Insta360 Studio 2022」も用意されている。
Insta360 ONE RS Twin Edition 主な仕様
■4Kブーストレンズ使用時
有効画素数 約4800万画素
撮像素子 1/2インチCMOSセンサー
焦点距離 16mm相当 (35mm判換算)
開放F値 F2.4
ISO感度 ISO100〜6400
シャッター速度 1/8000〜120秒
最大画素数
動画 6016×2560 @24fps、3840×2160 (4K) @60fps
静止画 8000×6000 (4800万画素)
液晶モニター コアモジュールに搭載
記録媒体 microSDカード (最大容量1TB)
サイズ 幅70×高さ49.1×奥行き32.6mm
重量 125.3g
同梱物
ONE RSコアモジュール、ONE RSバッテリーモジュール、4Kブーストレンズモジュール、360度レンズモジュール、レンズキャップ、ONE RSマウントブラケット、充電ケーブル、レンズクロス