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製品を通して歴史を辿る「エプソンミュージアム諏訪」創業80周年を記念してオープン

セイコーエプソンは、長野県諏訪市の本社事業所に「エプソンミュージアム諏訪」を開設。2022年5月18日より一般公開を始めた。

エプソンミュージアム諏訪
エプソンミュージアム諏訪 創業記念館

 

創業80周年を迎えたセイコーエプソンは、同社の歴史や過去の製品を知ることができる「エプソンミュージアム諏訪」を開設。既設の「ものづくり歴史館」に加え、1945年10月に竣工した当時の社屋である歴史的建造物を「創業記念館」として改修し、併せて一般公開を始めた。

エプソンミュージアム諏訪
1945年に竣工した有限会社大和工業の事務棟 (写真は1949年当時)

 

カメラファンには写真画質のプリンターメーカーとして知られるエプソンは、1942年に有限会社大和工業として誕生し、セイコーブランドの腕時計の製造からスタートしている。かつて諏訪湖周辺は「東洋のスイス」と呼ばれ、精密機械を製造する工場が集まっていた。この精密機械技術を展開することで、セイコーエプソンは世界初となる製品を数多く生み出してきた。

エプソンミュージアム諏訪
当時の機械式時計や加工機などを展示

 

「エプソンミュージアム諏訪」は、「創業記念館」と「ものづくり歴史館」の2棟で構成される。「創業記念館」は創業時から社屋が実際に使用されていた1970年代までの歴史を紹介。機械式時計の技術の解説、世界初のクオーツウオッチ、エプソンブランドの由来となった小型デジタルプリンター「EP-101」などの製品を通して、エプソンの歴史を辿ることができる。

エプソンミュージアム諏訪
大幅に小型化された水晶時計の展示

 

また、従来からあった「ものづくり歴史館」も改装され、創業時からの製品・技術の変遷、将来に向けた取り組みを知る展示、プロジェクター大画面の映像体験コーナー、プリント体験コーナーなどが設けられる。

さらに、創業時からの理念やこれまでの歴史を振り返ることのできる「セイコーエプソン創業80周年スペシャルサイト」もオープンした。
https://80th.epson.com

エプソンミュージアム諏訪 概要

創業記念館
・創業当時の生産風景
・機械式時計とその技術・技能の進化
・クオーツウオッチ開発に至るストーリー
・小型デジタルプリンターの誕生と発展など

ものづくり歴史館
・創業時からの製品・技術の変遷
・長期ビジョン「Epson 25 Renewed」の紹介
・プロジェクター、プリンターの体験コーナーなど

所在地 長野県諏訪市大和3-3-5
時間 9:00〜17:00
休館日 土曜・日曜・祝日、セイコーエプソン休業日
入館料 無料
アクセス JR上諏訪駅から徒歩15分
見学受付 完全予約制。入館希望日の1週間前までにWebサイトより申し込む。
https://www.epson.jp/company/manufacturing_museum/