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“映えない”写真がクセになる!作家・戌井昭人による写真短篇の書籍『沓が行く。』発売

作家の戌井昭人が書籍『沓が行く。』(くつがいく)を発売した。

劇団鉄割アルバトロスケット主宰、芥川賞5回ノミネートの奇才・戌井昭人が行く先々で撮影した写真から文学を生み出した本書。

青空に浮かぶヘルスの看板、住宅街に鎮座するモーターボート、海辺で出会ったビニール袋をかぶった謎の人など。

映えない写真が物語る、クスッと笑える一冊だ。

▽ギャラリー(タップで拡大して見られます)

屁を嗅ぐように写真を撮り、屁をひるように文章を綴ってきて、このたび本にさせていただくことと相成りました。
まことにありがとうございます。「ふざけんな、だったら屁じゃねえか!」とお怒りになる方がいるかもしれませんが、本なので臭いません。
ーー「はじめに」より

196作の写真ショートショートに加え、書き下ろしエッセイ「とんとことん(贋作・トカトントン)」「UFOと桃太郎」ほか全13作、迷路イラストなど、充実の内容だ。

戌井昭人(いぬい・あきと) プロフィール

1971年東京都生まれ。劇作家・小説家。97年「鉄割アルバトロスケット」を旗揚げ。2009年小説『まずいスープ』で第141回芥川龍之介賞候補、14年『すっぽん心中』で第40回川端康成文学賞受賞、16年『のろい男 俳優・亀岡拓次』で第38回野間文芸新人賞受賞。

書籍情報

書名:沓が行く。(くつがいく)
文・写真:戌井昭人
装幀:TAKAIYAMA inc.
判型・ページ数: 四六判並製・256ページ
定価:2,090円(税込)
発刊:株式会社左右社