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機能と操作性がアップした第2世代の大口径F1.4広角レンズ「SAMYANG AF 35mm F1.4 FE II」

ケンコー・トキナーは、韓国SAMYANG (サムヤン) の大口径広角レンズ「AF 35mm F1.4 FE II」を2022年6月10日に発売した。マウントはソニーEマウント。価格はオープン。参考価格は118,800円 (税込)。

SAMYANG AF 35mm F1.4 FE II

 

2022年、SAMYANGは創業50周年を迎える。これを記念して高性能レンズの発表が続いている。フルサイズ対応の広角レンズ「AF 35mm F1.4 FE II」は、2018年に発売された「AF 35mm F1.4 FE」を改良した第2世代モデルで、高い光学性能はそのままに機能と操作性の強化が図られている。

■光学性能

レンズ構成は9群11枚。2枚の高屈折レンズ (HR)と2枚の非球面レンズにより、各種収差を補正し、画面周辺部までシャープで高いコントラストを持つ描写を実現した。また、9枚羽根の円形絞りが柔らかで美しい玉ボケを作り出す。

SAMYANG AF 35mm F1.4 FE II
使用例

■AF性能

リニアステッピングモーター (Linear STM) を採用し、高速・高精度で静かなAFを実現。移動する被写体への追従性能も高く、動画撮影時にも滑らかにAFが働く。新たにフォーカスホールドボタンが搭載され、ピントを一時的に固定したいときに使用する。カメラ側の設定により、ほかの機能を割り当てることも可能。

SAMYANG AF 35mm F1.4 FE II
高速・高精度なAF駆動を行うリニアSTM

■カスタマイズ可能なスイッチを装備

レンズ側面のカスタムスイッチにより、フォーカスリングに絞り設定の機能などを割り当てることができる。初期設定では、モード1 (M1) はフォーカシング操作、モード2 (M2) は絞りの設定 (AF時) となっている。このカスタムスイッチへの機能の割り当ては、今後、ファームウェアのアップデート (別売のレンズステーションが必要となる) を通じて、追加される予定。

SAMYANG AF 35mm F1.4 FE II
側面上部にはカスタムスイッチ、その下にはフォーカスホールドボタン

■防塵・防滴に配慮した鏡筒

スッキリとしたデザインの鏡筒はマットな仕上げがなされ、シルバーのリングがモダンな印象を与える。可動部とマウント部の計4か所に施されたウェザーシーリングが、軽い雨や雪、ほこりなどからレンズを保護してくれる。

SAMYANG AF 35mm F1.4 FE II
マウント部にもウェザーシーリングを採用

SAMYANG AF 35mm F1.4 FE II 主な仕様

マウント ソニーEマウント
焦点距離 35mm
開放絞り F1.4
最小絞り F16
レンズ構成 9群11枚
画角 65.5° (APS-Cカメラ装着時は45.2°)
絞り羽根 9枚
最短撮影距離 0.29m
最大撮影倍率 0.18倍
フィルター径 φ67mm
最大径×長さ φ75×115mm
質量 659g
付属品 レンズフード、フロントキャップ、リアキャップ